週末3本観ました

最近、頭痛の起こる頻度が多くなっています。いまだに風邪が治っていないからかも知れません。昨日NYは久しぶりに良い天気でした。あ、そして夏時間に変更しました。あまりローカルニュースを見ない私は気がつきませんでしたが、相棒が教えてくれました。3月の第1週に夏時間になるとは、つまり、冬期の数ヶ月以外は夏時間ということ?まぁ、勝手にやってくだはれ、と思います。さて週末、短い映画を3本観ました。みな地味な作品ですが面白かったです
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An Honest Liar 観ました
James Randi氏を追うドキュメンタリーです。手品師のRandi氏は「超能力」を持つという人たちを次々と「ただの手品師」であると証明していった人。ユリゲラーが超能力者ではないことを実証したことで有名。ただし、ユリゲラーは「手品でも出来ることだが自分は超能力でやっている」といまだに譲らないらしいです。Randi氏は「マジックならマジックとして見せればいいのですが、超能力であると騙すのはよくない」と言っています。不思議なのは「Randi氏はあまりにその種を明かし過ぎる」と怒る被害者たちがいることです。そういう人たちは嘘を信じて騙されたままでいたいらしい...人間とは複雑ですねぇ。私は小さなRandi氏が懸命に虚偽を暴く態度が好きです。私もRandi氏に啓蒙された一人です。

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Wild Tales 観ました
アルゼンチン作品。6話のショートストーリーのオムニバス。大人の漫画。少しグロテスクなところもありますが、とても面白かったです。
多分日本では公開されないと思いますので、ネタバレになっても問題ないでしょうから、粗筋を紹介します。
1話 気の狂ったパイロット: 飛行機に20人ほどの乗客が乗り合わせます。隣席の乗客同士が話を始め、徐々に乗客全員が共通の一人の男を知っていることが分かります。乗客皆がその男の悪口をそれぞれ話します。そして、スチュワーデスがこの飛行機のパイロットがその男であることを告げた瞬間、飛行機は地上へ急降下して行きます。乗り合わせていた男の元精神医が慌ててコックピットのドアを叩き「落ち着いてくれ!悪いのは君じゃない!君の両親だ!」と彼を説得しようとします。次ぎの瞬間、広い庭でゆったり寛ぐ老夫婦が映し出されます。そこへ彼の飛行機が突っ込んでいきます。その老夫婦が彼の両親であったことは言わずもがな、です。
2話 コーヒーショップ: 鄙びたコーヒーショップに横柄な男の客がやってきます。その男を見たウェイトレスの顔が強張(こわば)ります。厨房に戻ったウェイトレスは荒々しい中年女性のコックに「あの男の客は私の母親から不法に不動産を取上げ家庭をメチャクチャにした。あの男に会う機会があったら罵倒してやりたかった」と告白します。男は今度の市長選挙に出るつもりでいることが分かります。コックは「罵倒などしても何にもならない。ネズミ要らずを男の注文したものに入れる方がいい」と勧めます。ウェイトレスは罪を恐れますが、コックは平気でネズミ要らずの粉を混ぜて料理を出します。男は食べても平気でいましたが、そこにあとからやってきた男の息子がつまみ食いをして気分を悪くします。それを見たウェイトレスは子供には罪が無いと思い食べ物を取り除こうとすると、横柄な男は怒ってウェイトレスに乱暴を始めます。それを見たコックが包丁で男を滅多刺しします。パトカーが来て、コックは平然と連行されていきます。イヤなヤツが許せないこの中年女性のコックさんに私は感情移入。カッコイイ。
3話 ロードレイジ: 男がカッコイイ車でハイウェイを走っています。前にボロボロの車がノッタリ走っているので、追い越そうとしますが、ボロ車は左右にスィングして追い越しの邪魔をします。男はカッとなってなんとか追い越しをしますが、ボロ車の運転手に罵倒を浴びせ、指で馬鹿にして走り去ります。しばらくすると橋の袂で男の車がパンクしてしまいます。パンクを直し始めたところに例のボロ車がやってきました。ボロ車の運転手は大柄で強そうな男なので、カッコイイ車の男は車の中に逃げ込んで、なんとかボロ車の運転手を追い払おうとします。しかし、ボロ車の男は憤怒して車のフロントガラスを割り始めたり、その他いろいろひどいことをし始めます。そしてやっと気が済んで自分のボロ車に乗ります。しかし車をメチャメチャにされて腹の立ったカッコイイ車の男は、ボロ車に向かって追突し、ボロ車を川へ落とします。するとボロ車の男はますます怒って、男を殺しにかかります。二人で殴り合いになり、ボロ車の男が最後にカッコイイ車に火をつけ、結局二人は爆発する車の中で焼け焦げになります。
4話  轢き逃げ: 金持ちの一人息子が車で轢き逃げをしてしまいます。被害者は妊娠中の女性。息子の両親は何とかしようとして、雇い人の庭師に息子の代わりに罪を背負ってくれるよう頼みます。そして弁護士や刑事と相談をはじめると、弁護士が金持ちから大金を騙しとる様子をみせ、それを知った庭師ももっと礼金を出すよう要求してきます。そんな欲張りな連中に嫌気がさした金持ちは、事実をさらけ出すしかないと思い始めます。すると弁護士も庭師も最初の条件を受け入れると折れてきます。そして庭師が警察に連行され車に乗ろうとすると、そこに被害者の父親がいて庭師を鈍器で滅多打ちにしてしまいます。
5話 駐車違反: ダイナマイトでビル崩壊を仕事にしている真面目な男性が、ケーキ屋に娘の誕生日のケーキを取りに来ていました。ケーキ屋を出ると男性の車がなくなっています。駐車違反で牽引されてしまったのです。しかし駐車した場所には黄色のペンキが塗っていなかったので違反に気がつかなかったことを主張する男性は罰金その他諸費を支払うことを拒否します。そのため手間取って娘の誕生祝に間に合わなくなり、妻も愛想を尽かし始めます。さらに男性はまた駐車違反で車を持って行かれ、この場所にも黄色のペンキが塗ってありません。政府はわざとペンキを塗らずに罰金を徴収することをしているとしか思えません。堪忍袋の緒が切れた男性は罰金を払うオフィスでガラスを割って留置されます。それが新聞に載り、男性は会社を首にされ、妻からも離婚されます。男性の怒りは頂点に達し、得意のダイナマイトを車に仕掛け、わざと駐車違反をし、車を牽引させます。車が罰金支払いのオフィスに置かれた後に爆発。刑務所入りと人生落下は覚悟していた男性ですが、政府に反発していたのは彼だけではなかったのです。民衆が「税務署も爆破してくれ」「悪い政府を爆破してくれ」と男性をヒーロー扱いするようになります。刑務所内でも歓迎され、前妻や娘からも尊敬されるようになりますた。
6話 結婚式: 結婚式のパーティで新郎が招待客の長い髪の女性と親しく話している様子をみた新婦が、それまで抱いていた疑惑を再燃させます。携帯にある電話番号から、長い髪の女性が新郎の浮気相手であることが明確になります。新婦は気が転倒してその場から逃げ出し、式場の屋上へ出ます。そこで休憩していたコックさんに慰められて、気を強く持つことにした新婦は大胆な行動に出ます。式場に戻ってダンスを楽しみ、浮気相手の女性を無理やり引っ張り出してグルグル回り、壁のガラスにぶつかって女性にかなりの怪我をさせます。それでもめげずに新婦はパーティを進め、新郎を侮辱しはじめます。最初は謝ろうとしていた新郎は新婦の乱暴さに打ちのめされていましたが、ただの娘だと思っていた新婦がここまで大胆な女になったことにハッと気がつき、彼女に情熱が湧いてきます。
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The Mafia Only Kills in Summer(2013) 観ました
シチリーのコメディ作品。小さなインディの映画館で観ました。なぜこの作品が今公開されたのか分かりませんが、最近訪れたシチリー島の話なので興味を持ちました。シチリー島にマフィアが蔓延った時代に成長した男の子が子供の頃から好きな女の子をずっと追いかけていく過程でマフィアの殺人事件を多く目にします。ニュースフィルム実写を挿入し事件を伝えています。コメディにしてはいけないテーマですが、最後にマフィア絶滅のために命を落とした人々を追悼しています。
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