ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

この頃思うこと(2)

相棒が下欄の「この頃思うこと」を見て「今、幸せじゃないのか?」と訊いてきました。妙な不安が何なのか、と思いながら書いただけで、不幸せだと訴えているつもりは毛頭ありません。私は世界でも稀にラッキー(幸せ)な人間だと思っています。

人生でソウルメイトが見つかる人は非常に稀だと思うのです。私は自分を低く見ていたので、ソウルメイトに巡り逢うことなどあり得ないと思っていました。それが自分でも驚くことに、巡り逢ったのです。これ以上、望むことなど何もないのです。

ただ、どんなに幸せであっても、毎日の生活の中では不安やら困惑やら支障やらが出てきます。そういうものを、悩みながらも解決していくことが生きるということでしょうか。悩みも支障もなく過ごす人がいるとしたら、それはもう人間としての生活ではないので、決して幸せな人生とは言えないです。

下欄に「具体的に何が不安か分からない」と書いていますが、かなり前から具体的に不安なことが1つありました。クローゼットと隣合わせの風呂場の壁が水漏れでブクブクして崩れてきていたのです。一応、歪みがひどくなった風呂場のタイルの部分を漆喰で埋めて一時的な修理をしておきましたのでタイルの歪みは止まりました。しかし、クローゼットの壁の崩壊は、そこに置いてある自転車の陰に隠れていて分らなかったのですが、ボロボロで中身が出てきていたのでビックリ。何やら不安にかられていたのです。

相棒は、いままで弱い視力の上に白内障も重なってモノがよく見えていなかったのですが、去年、白内障の手術をしてから視力が20/20に回復し、家の中がよく見えてきたようです。それで風呂場のタイルとクローゼットの壁の崩壊を見てもらいました。そしてアパートの管理人と相談して壁とタイルの修理をすることになりました。長期に渡る大変な修理になると心配していたのですが、4,5日でなんとかなるという話になって、少し安心しました。

修理はこれからですし、この先、スムーズに済むのかどうかは分かりませんので、まだ不安な気持が完全に消えたわけではないです。それに不安の原因が本当にコレだったのかも分かりません。でも、一つ一つ解決していけば不安な気持も軽くなるような気がします。