ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

今年のバレンタインズデーにチョット思ったこと

私が小学生高学年の頃に、近くの御不動様のお祭りで、母が占いをしてもらったことがありました。占い師のオバサンが「あぁ、あんた、将来、子供と縁がない。子供が離れていく」と言ったのです。母は「そんなバカなことない」と笑ってました。私もまだ子供ですから母から離れるなどという考えは皆無でした。しかし、その占い師は「でも...そう出ているんですけどねぇ...」と母を寂しげに見てましたっけ。

しかし、当たってましたねぇ。『トラは千里を走る』というそうですが、寅年の私は母から三千里離れました。離れて47年。本当は『トラは千里走って千里戻る』らしいのですが、私は千里の3倍離れたので戻れなくなった(笑)。

もう一つ当たった占いがあります。

昔、おバカな私は占星術の本を読んで楽しんでました。当たることと当たらないことが混ざっていて、当たっていると喜んでました。適した職業に美容師、看護士、種々アーテイストなどがあり、当時ディズニーのアニメーターになりたかった私は、この辺は少し当たっていると思いました。しかし、将来について書いてあるのを読んで「ワッハッハァ~、こんなこたぁ絶対起こらないわい」と頭っからバカにしました。『自分を本当に分かってくれるソールメイトに出会う』と書いてあったのです。私は、ホントは認めたくない自分のいい加減で勝手な性格をうすうす感じていたので、こんな自分を認めてくれる人など世の中に存在しないと思っていたのです。

ところが相棒に巡り逢いました。まぁ、かなり人生の後半になってからのことですけど、ソウルメイトが見つかるなんて、私のようなものには考えられないことです。

人生の前半はどうしようもない人たちと出遭って、例えると、まぁ、山でキツネに出遭って騙されて、引っ掻かれて、怪我して、何とかもがいて逃げ出した、って感じの半生でしたわ(笑)。

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相棒と結婚したのは、誰にもある紆余曲折があって、出会ってから17年目でした。私は50歳も半ばを過ぎていました。

ところが、結婚したら相棒がソウルメイトだと分かりました。それから11年、年毎にお互いの愛情が強くなっていくのが分かります。

きょう、朝早くにバレンタインズデーのお花が届きました。