ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

不純な動機

仏陀によると「人の悪口を言う」「人のせいにする」「人と比べる」のは愚かな人間のすることだそうです。私の母が正にその愚かな人間そのもので、その考えの下、私は育ちました。父は悪口は言いませんでしたが、恐ろしく自分勝手で狭い世界の人で子供の教育ということまで考える余裕のない人でした。よく言えば子供のまま大人になった人。

親の悪口を言うつもりはなく、私というものを形成した環境を考えてみたのです。自己を省みるようになって、育った環境の呪縛から抜け出ようと長い事もがいていました。70歳を超えてようやく脱出できそうな気配を感じます。親も環境の1つとして捉えればいいと考えるようになりました。そうすると楽ではありますが、情が薄くなってきます。数千里離れて暮らしているので既に情は薄くなっているところに、このような考えをすると益々情が薄くなります。

その罪悪感から母の日に花を送りました。ホント不純な動機だと結果もよくないです。花が届いたかどうかホームに問い合わせたら回答なく無視されました。「普段何もしないでたまに花なんか送ってもダメだわサ」っと、罪悪感も手伝って私はこう批判されているような気がしました。

ま、不純な動機で何かすることはヤメなさい、と仏陀が教えてくれたと習得すべきですな。