ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

100歳の誕生日

相棒の叔母が今月29日に百歳を迎えます。私たちは23日からいなくなるので、当日の誕生日のお祝いに参加できないため、昨日の日曜日、早いお祝いにいって来ました。
叔母さんは数年前に大腿骨骨折をして寝たきりとなり、最近は嚥下障害で粥状のものしか食べられなくなってしまったのが残念です。視力聴力なども落ちていますが、思考回路は正常で、時々、今何が起こっているか看護婦さんに訊ねるそうです。
お花とケーキを持って行きました。ケーキは嚥下障害を考慮してテラミスのバースデーケーキにしました。相棒の従兄(叔母の息子)とそのガールフレンドも来ていて、5人で早めのお祝いをしました。29日当日にはもっと大勢で賑やかな誕生祝をするのだろうと思います。
叔母の声には力がなく、一所懸命耳を傾けないと聞き取れなくなっています。そのかすれた声で「...トランプが大統領になってしまったので、私は子供たちの将来が心配よ」と言いました。この施設の看護婦さんたちは民主党なので、こんな老婆にまでトランプの悪口を言って心配させるようです。でも日常のことに興味を持つことは老人にとってよいことなので反論はせずにいました。
従兄もそのガールフレンドもとても良い人たちなのですが、政治的には私たちと意見を異にします。「人を助ける」という純粋な考えから来ているのですが、その純粋さを政治家や黒幕に利用されてしまっていることになぜ気が付かないのかな、と思います。ま、相棒は昔話や旅の話など政治と無関係な話をして楽しそうでした。