ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

メモリアルデー休日の旅 (4)国立公園、州立公園

最初の日は宿近くのボタニックガーデンを訪れて変わった植物を観賞しました。
←それからアンピシアター(円形劇場)を訪れました。
広大な岩山に囲まれた野外劇場で、非常に野性味があります。観客用のイスが近代的なのが玉にキズですが、ここで歌や演奏を鑑賞できたら雰囲気があっていいなぁと思いました。

2日目はザイアン国立公園。

入口にある料金所で「国立公園入場シニアカード」を見せたら無料で通過できました。
駐車場で車を置いて、シャトルバスに乗るようになっています。シャトルは乗り降り自由な6個所のポイントがあり、数分毎に走っているので便利です。私たちは一番上まで乗って行って川沿いの散歩道を歩きました。
そこには人懐こいリスがたくさんいて、こんな風に足元近くまで寄って来ます。でも餌をくれないと分かるとクルッと向こうへ行ってしまいます(笑)。






3日目はSnow Canyon州立公園とSand Hollow州立公園の湖畔を訪れました。州立公園はシニアカードは使えませんが料金は安いです。
Snow Canyonの壮大な岩山を見てその美しさに感嘆。
名前にあるSnowとは「雪」のことではなく、ユタ州初期のリーダー二人Lorenzo Snowと Erastus Snowに因んで付けられたそうです。



その後、Sand Hollowの赤い砂浜の湖畔を見てみました。湖畔はオレンジ色に近い赤土の砂浜が珍しかったです。

湖にはとても珍しい姿の鵜が数羽浮かんでいました。
後で調べてみたら姿形はチシマウガラス(red-faced cormorant)に似ている感じですが分布地が千島やアラスカなので、こんな南に生息しているのは別の鵜だと思います。名前は分かりません。カラフルでクビが普通の鵜より短くキュートな感じでした。

っと上に書き込んだら、早速、相棒から、その水鳥はEared Grebe(ハジロカイツブリ)ではないか?というメールが届きました。メールに添付された下のサイトを見たら、その通りでした。鵜だけが潜水すると思っていたのですがカイツブリも潜水するのですね。また1つ学びました。
http://www.featheredphotography.com/blog/2012/05/30/eared-grebes-in-utah/

メモリアルデー休日の旅 (1)余談

先ずは私の得意な脱線話、余談話から始めます。
旅の日数は4泊5日でしたが前後2日は飛行機の中(5時間)なので現地を楽しんだのは3日間のみ。荷物も軽く、自宅に戻っても旅の疲れもなく、老いた我が身にはこのぐらいの日数が丁度いいように思いました。
タイムゾーン

今回、ユタ州南西部にあるSt. Georgeに宿をとり、そこからザイアン国立公園や近くにある州立公園を訪れました。ネバダ州ラスベガス空港からユタ州St.Georgeまで車で約2時間。その行程で3つの州、ネバダ、アリゾナ、ユタを通過するのですが、タイムゾーンのことをウッカリ忘れていました。
ネバダ州はPacific Time Zoneに含まれ、アリゾナ州とユタ州はMountain Time Zoneに属するため1時間の差が生じるのです。そのため実際には2時間かかっていてもSt. Georgeに着いた時は3時間かかったようになり、反対に帰りはたった1時間で空港に着くことになります。そのため帰りはゆったり空港に向かうことが出来ました。
宿の窓の景色
予約していた清潔な安宿に着いて部屋に入った途端、私は急に気が沈んでしまいました。部屋は広くて清潔で問題はないのですが
窓からの景色が...壁だったのです。
ビルの壁ばかり見ているマンハッタンを逃れ、ワザワザ美しい赤い岩山のユタ州に来たのに、これから4日間、起きた時に見るのは「スタッコの壁」ですか! 宿は町はずれの高台にあるので丘ぐらい見える部屋にして欲しかったです。フロントの若い男性に「景色の見える部屋に替えたい」旨伝えたのですが、その日は満室で部屋替えは不可能で、翌日なら可能性があるとのことでした。

そこで翌朝フロントにいくと、親切そうな中年の女性(多分マネジャー)がチョイチョイと部屋のスクリーンを調べて「4階のコーナーの部屋をすぐ掃除させます。荷物をまとめておいて頂ければスタッフが4階の部屋へ持っていきます」とのことでした。2時間ほど町を廻って戻ってきたら荷物は4階の部屋に移動されていました。
その部屋の窓からの景色は、空と遠くの丘とSt. Georgeの町が見下ろせました。
お蔭様で残りの3日間は朝晩よい景色を見ながら過ごせました。

ユタ州から戻りました

先ほどNYへ戻ってきました。
私たちが訪れたのはザイアン国立公園に近い St. George という町。
下欄に貼り付けた写真についてチョット付け加えておきます。
写真は Delicate Arch のあるアーチ国立公園の景色です。
アーチの公園は St. George から北東へ500km以上離れており、今回訪れていません。ユタ州はこんなところ、と大雑把に伝えるために写真を貼りましたが、私たちの旅の目的地とは違うこと、一言書き加えておきます。

あさってから5日間でかけます

Fios設置やらベッドバグ駆除騒動でゴタゴタしていたので忘れていたのですが、明後日の土曜日から5日間ユタ州南部へ旅します。

滞在日数が少ないのでSt. George周辺を軽く探索する予定です。時間があればザイアン国立公園にも足を延ばしたいと思います。残念ながら今回は赤土岩の美観アンテロープは訪れません。あの岩穴に光が差す光景は、いつか機会があれば是非訪れてみてみたいと思っています。

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とんだ とばっちり

先週末に突然、私たちのアパートビル管理人から連絡が入りました。
私たちのアパート(部屋)に隣接するアパート(部屋)からベッドバグ(トコジラミ/南京虫)が見つかったので、その部屋の周辺、つまり上下前後左右のアパート(部屋)を調査及び駆除処理しなければならなくなったというのです。どのアパート(部屋)が犯人(笑)なのかはぼやかして教えてくれませんでしたが、私たちの部屋がその上下前後左右の1つに当たったようです。
去年初めだったと思いますが、ニューヨークのホテルでベッドバグ(以下BGとする)騒ぎがあり、その時は他人事のように聞いていました。しかしその後、このアパートビル管理人から『現在NYでBGが増えています。BGが見つかった場合、見つかった部屋だけでなく隣接するアパート(部屋)も駆除をする必要があり、駆除対象の部屋は家具を移動しなければならない』という注意事項がメールされてきました。「ワッ!BGを運んで来たら隣近所に迷惑がかかるなぁ」と少し心配になったことは覚えています。でも時が経ち、BGのことはすっかり忘れていたのです。
管理人からの連絡には大変な作業を強いるリストがありました。土日明けの月曜日の朝一でBG探知犬と駆除員が来るので、それまでに①壁側にある家具は壁から10〜15センチ以上離す、②その他のモノも全て壁から離す、③ベッドはシーツを剝いでマットをひっくり返す、④ソファもベッドと同様にする、⑤風呂場や台所の流しの下のものは全部取り除いておく、⑥エアコンのラジエーターの周りも何も置かない、⑦電化製品のプラグは全て外しておく等々。
さて、忙しいことに土曜日は電話会社が来ることになっていました。いつまでもDSL回線を使っていた私たちですが、電話会社が「もうDSLは廃止。5月中にFios(光ファイバー回線)に変更しないと使えなくなるぞよ」と脅してきたので仕方なくFios器具を設置してもらうことにしたのです。土曜日午後に技術者が来てドアの外に穴をあけケーブルを通して部屋の天井や壁に巡らし、未来器具のような薄い縦型ルーターとUFOみたいに緑色の電気がピロピロするパワーボックスを置いていきました。
日曜日はいつものようにゆっくりして、夜10時頃からBG駆除処理家具の移動やら荷物のまとめやら始めました。ところが2時間や3時間で終わるような簡単な作業ではありませんでした。動かす前に家具の上に載せた沢山のボトルやツボなどを下ろさなければなりません。それを下して箱詰めにしたり、本棚には写真立ても色々飾ってあり、それも箱詰めにしたり、その他いろいろと箱詰めやらプラスチック袋詰めやらしていたら部屋は荷物が山積み。壁から離すため、それらの荷物は部屋の中央にまとめたわけです。だんだん身動きできなくなってきたので、この際、長く使わないモノは場所ふさぎになるので皆捨てることにしました。
スキャナー2台、自動雑巾掛器、空の可愛い缶、可愛い小瓶や容器、ドライフラワー、古いカード、食器、何千という昔のレストランのマッチ、古い靴、古い服等々、出るわ出るわ、気がついたら夜が明けていました。それでもまだまだ片付けは終わらず、朝9時半ごろBGの探知犬がやってくるまでにやっと9割方終わりましたが、まだプラグを抜くことをしていませんでした。
(写真は借物)→
さて探知犬の可愛いビーグルが一所懸命ニオイを嗅いでくれて、幸い、私たちの部屋にはBGは見つかりませんでした。15分ぐらいで探知犬とその他の人たちは引き上げていったので一安心。
一晩中起きていたのでソファに横になって寝てしまったら、1時間ほどしてドアベルが鳴り、相棒に言われて起きると『駆除液を撒きます』と言われました。BGがいないから駆除液も要らないのかと早合点してしまった私たち、すわ、プラグを抜かれるかと思ったのですが、幸い嵌めたまま駆除液を撒いてくれるのをみて安堵しました。土曜日にFiosにセットしたルーターやパワーボックスのプラグを抜かれなかったので少しホッとしました。
私たちもよく旅に出るのでBGには気をつけなければ、と思っています。

生まれ変わり?

英国で、4年前癌で亡くなった息子の命日に墓参りにやって来た母親が、息子のお墓にロビン(ヒタキ)が止まっているのを見つけます。母親が呼ぶとロビンは飛んできて母親の手に止まります。
男の子の写真をみて、あどけなさがこのロビン、ソックリ。母親を癒すような愛らしい小鳥の様子はまるで「おかぁさん、僕だよ」と言っているように思えてなりませんでした。この母親の苗字がRobinsonというのも出来過ぎてますかしらん。
https://www.youtube.com/watch?v=mRmj5STsgAU

余談ですが、このビデオのロビンはとっても可愛いヨーロビアンロビンです。NY市にいるロビンはアメリカンロビン(コマツグミ)という種類らしく、大きさも小鳥としては大きく、いかにもニューヨーカーのような苦虫を噛み潰したような顔をしてこちらを睨みつけます。因みに、こちらがアメリカンロビン➡

ニワトリのピアニスト

このニワトリ、音楽を解ってると錯覚するような芸を見せてくれます。「赤いランプが点くキーを叩いているだけじゃ」と思うでしょうけど、それにしても二度続けて叩くキーがよく分かっているように見えるのはなぜでしょう。そして曲の終わりも分かっていて、終わるとすぐ手前にやって来て「ハイ、餌くれ」って感じも可愛いいような可笑しいような。チキンの唐揚げ好きな人、もう食べられなくなるんじゃないでしょか。陸の動物食べない私は大勢に影響なし。
https://www.youtube.com/watch?v=XfPBfMGLf9Q