ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

義母

今朝、明け方4時近く電話が鳴りました。アラートワンという緊急サービスからでした。義母はアラートワンのペンダントを付けています。このペンダントは、風呂に入る時さえも外さないで肌身離さず付けておくものです。老婆に何かあって電話に手が届かない時でもこのペンダントを押すと24時間サービスの係が救急車を呼び、身近の家族(義母の場合は息子)に緊急連絡してくれます。

義母は幾度もこのサービスを使いました。その度、救急病院で処置を受け、そのあと数日入院してから特に治療らしきものも受けず、症状がなくなると退院、ということを繰返ししていました。しかし、去年入院した時は、ディフィブリレータ*という心拍モニター調整器具を胸に埋めました。それで今後は心臓発作の心配はないと思っていました。[*除細動器]

明け方救急車が来るまで義母と電話で話していた相棒は、特に異常な感じはなかったといいます。救急士が来て色々チェックしましたが、心拍にもその他にも異常がみられないということで、その場で病院に行かず、夜が明けたら係つけの医者に診てもらうようにしました。

今朝、その係付けの医者から電話で『(義母を)診察したら心拍が早くなっている』と言われました。ということはディフィブリレータ(AICD)が今は正常に作動していないということになります。医者は義母を病院に移す手配をするというので、相棒は『母は MM病院でAICDを挿入したのでMM病院に入院させて下さい』と伝えました。ところが、あとで電話すると、義母が『MM病院は対応が悪いから嫌いだ。CC病院へ行け』と主張したため、義母はCC病院の救急室に連れて行かれたことが分かり、相棒は呆気にとられました。CC病院にはAICDを調節する設備がないのです。

救急士は普段は病人のための最善の対処を取るので、病人の好みで要望を受け入れることはないのです。それが義母の言う通りにしたというのは、義母の剣幕があまりに凄かったものと推察します。さて、これからどうなりますか...