ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

寿命

この日曜日に相棒のパソコンが故障しました。Disk Boot Failure, Insert System Diskというエラーワーニングが出るのです。残念ながら故障した時のためのSystem Diskを作成して置かなかったので、ここ2年ほど毎年頼んでいる修理屋に月曜日に来てもらいました。

パソコンをバラバラに解体し始めたのを興味深く覗いていたのですが、複雑怪奇なコンピューター構造を想像していた割に、他の電化製品と変わらない簡素な造りに見えました。複雑なのは小さなチップの部分だけなんでしょうね、きっと。バラバラにしたけれど、結局、センターに持ち帰って修理することになり、相棒は7日ほどパソコンなしです。

相棒のパソコンは買ってから4年経っているので寿命なのでしょうか。同時に購入した私のパソコンはラップトップで、まだ動いていますが、カーソル操作のキーの1つは押しても手ごたえがなく使えなくなってしまいました。幸い、もう1つ同じ操作の出来るキーがあるので、それを使い、修理などしないでいます。パソコンは4年ごとに買い換えるようにできているのでしょうか。

5年ほど前に買った軽くて安価な掃除機、これも寿命のようです。コードレスで使いやすく、取っ手の部分が壊れたのをテープで補強して使っていました。付いてきた大きな電池も充電してから5分も持たなくなり、一年ほど前に、もう1つ充電電池を買って2つを交互に使っていましたが、その新しく買った電池もだんだん持たなくなってきました。重くて高価な掃除機はなぜか私は嫌いなので、また軽くて安価なものを買おうと思ってます。

不思議に長持ちしているのはTV。相棒が15年ほど前に買い換えたものらしいのですが、ブラウン管式で、まだ充分映ります。ダメなのはケーブルサービス。デジタルに変えて久しいのに、形が崩れたり、声がでなくなったりして、サービス料を払うのがばかばかしく、サテライトサービスに切り替えようかと思っています。

冷蔵庫は去年買い換えたばかり。それまで40年以上使っていた冷蔵庫は半年ごとに故障し始め、4回目の故障の時、修理するより新しく買うことにしたのです。さてこの冷蔵庫の寿命は何年でしょうか。私の余命より長くあって欲しいです。

人間の寿命、私が育った頃の日本では「人生60年」と言われていました。まともに生活できるのは60年が妥当なように思えます。私の場合、60過ぎたあとは無理に突っ張って命長らえているように思えるのです。内臓が古くなってきているので定期的に医者の診察を受けねばならず、薬を飲まねばならず、朝起きた姿は公共の前に出られない老醜で、シャワーを浴びて髪を整えお化粧をして、やっと何とか人前に出られる、という情けない状態、これはやはり寿命ですなぁ。