私が映画の料金をシニアディスカウントできる年齢になったせいもあり、老人をテーマにした作品を観ることが多くなりました。ベビーブームの連中が老人層に突入しているのでその種の作品も少なからず出てきていることもあります。老齢と言うにはまだ早い私ですが、老人の話はやはり身につまされる思いがしてしまいます。
これは英国作品。頑固な老人を演じる俳優の顔が役の性格とピッタリあっていて好感が持てました。ストーリーは作り物という感がぬぐえませんが、音楽はなかなか聴かせてくれます。仲の良い老夫婦の別れは悲しいものです。
私は、相棒との別れの時(死)を考えるのを拒否しているのですが、この作品で弥が上にも(イヤが上にも、とはこう書くのですねぇ)考えざるを得ませんでした。私が先にいけば、私は楽ですが相棒が可哀相。私が残れば、生きる目的がなくなって後を追うかも知れません...やっぱり考えない方がいいみたいです(笑)。