ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 修理屋さん(1) 水のダメージはダメ

もはやNYには修理屋さんが少なくなって殆ど見つかりません。私がNYに来た頃(43年前)は、まだ色々な修理屋さんがありました。時計の修理など、どこの時計屋さんでもやってくれましたし、普通の電気屋さんでTVの真空管を売っていましたから、電球と同じように自分で取り替えることも出来ました。あ、TVの真空管なんて知らない人が多いだろな(笑)。靴の修理も安くやって貰えました。今は修理代が高いので安い靴なら買い換えた方がいいようです。

さて、この間のバケーションで川の水に浸かってしまったサンヨーのカムコーダーを修理しようとアチコチの修理屋さんを探しました。しかし、どの修理屋さんでも「水のダメージは直せない」と言われてしまいました。ウェブサイトで見つけたNYの修理屋さんは、自分の所では直せないが、と言ってカリフォルニアにある修理屋さんで水のダメージを扱っている所を教えてくれました。

しかし、なるべくならNY市内のお店を見つけたいと思い、最後にも一度行ってみると、そこでもこう言われました。「これ...市価200ドル程度のものですよね?見積もりに40ドルかかるし、修理には他州へ送るから送料もかかるし...」と口ごもり、つまり「こんな安物は修理代の方が高くなるから新しく買った方がいい」ということらしいです。水のダメージを修理するのは何千ドル何万ドルもするようなプロフェッショナルの高価な品ということなんですね。しかし、200ドル前後の商品の修理をせせ笑うなんて嫌な世の中になったもんです。