ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

老化は足から

金曜日の夜、ミッドタウン西にいた私たちは、15ブロックほど離れた映画館まで歩いて行く事にしました。ゆっくり歩いても20分かからないところなので、相棒はタクシーにしようとしたのですが、時間もあるし、私から「歩こう」と言ったのです。
ところが映画館まで3〜4ブロックという辺りまで来たら、前からリューマチ気味の右足の付け根が痛くなり、私は歩けなくなってしまいました。それでも映画館まで相棒にしがみついて、ゆっくりゆっくり一歩ずつ歩を進め、まるで亀のようにノロノロと歩き、そして休み、やっとの思いで映画館にたどり着きました。いったい、何が起きたのか、情けなくなりました。

ヘルニアの後のフィジカルセラピを終え、少し自宅で運動をしていて「右足が上げられなくなってきたな」とは思い始めていたのです。でも筋肉の疲れだと思って、しばらく運動をせずにいたのですが、少しも良くなりませんでした。それでも歩くことは出来ていました。

金曜日の夜は少し寒かったので、筋肉が冷えたのかも知れないとも思いました。腿を動かすと角度によってグリッ、グリッと軟骨だか筋肉だが痛むようで、とても歩き続けられなくなりました。映画を見た後、自宅が近いのでまた歩いて帰りましたが、途中からまた同じような痛みが始まり、何度も止まりながら、相棒に支えられてやっと自宅に着いた次第です。

翌日の土曜日、冷えないようにヒートテックの長袖長ズボン下着上下をつけ、歩く補助に杖を持って外出しました。杖をついていてもやはり10ブロックほど歩くとまた痛くなり始め、ゆっくり休み休み歩きました。日曜日も同じ状態でした。

思えば、はじめに右足の付け根が痛み出したため筋肉を鍛えるフィジカルセラピに通い、ブリッジ運動で椎間板ヘルニアを誘発し、その治療のあとに今度はヘルニア後のフィジカルセラピに通い、痺れはそのままでヘルニアの方はなんとかなったような気がしていた矢先、ヘルニアセラピの運動で今度は右足の付け根を使いすぎて痛めたのでしょうか。

「あちらを治せばこちらが壊れ」の態で、もう私はボロボロの老体です。身体が弱ると気持も弱くなります。今年も年末の旅を予定していますが、あとどれだけ旅が続けられるか自信がありません。老化は足からといいますが、本当ですねぇ。