この辺は西部なのでステーキ屋さんが多いです。人気の店は予約がなかなか取れないほど混みます(私たち夫婦は肉を食べないので滅多に行くことはありません)。そしてめったやたらとあるのがファーストフード チェーン店です。ハンバーガー、フライドチキン、コーヒーショップ等々(私たちは利用しません)。
エスニック料理店としては、メキシコ料理屋とタイ料理屋が多く、意外にも中華料理屋は片手で数えるぐらいしかありません。どこもファーストフード同様出来あいを皿にのせて温めている感じで不味そうです(笑)。本格的な中国料理屋は1軒も見当たりません。本格的と言えば、寿司もインチキなファーストフード店ばかりで、カウンターのある寿司屋らしき店はたった２軒、いつも混んでいて席を待つ長い列が出来てます。イタリアンの店は数軒あり、2～3軒試してみましたが、特に美味しいとも思いませんでした。
私たちの住む町セントジョージは景色も人々も何もかも良い所ですが、美味しいモノ美味しい店が少ないのが玉に瑕…と思っていました。
さて、きょう相棒が「ケブンコスナーが食べに行くお店で夕食しよう」と言いました。コスナーはこの辺の自然が好きで、現在ザイアン国立公園に近いハリケーンでロケ中らしいです。ハリケーンとは、嵐ではなく、隣町の名前です。車で30分ぐらい。
お店の名はバルコニー ワン。店の外見はピンク色のアドーベでサウスウエスト風なのでメキシコ料理屋かと思いましたが、オナーはギリシャ系、シェフは南米系というアメリカン料理屋でした。ワインの種類が豊富でボルドーがボトルでなくグラスで注文できました。そしてメニューはやはりステーキが主でしたが魚料理もあり、相棒がツナ、私はサケを頼みました。ツナはレアで相棒は美味しいと言ってました。私はサケよりマス、サケなら紅鮭しか食べたくない方なのですが、このサケはバルサミコのソースが味を引き立てていて美味しく食べることができました。窓際で景色を見ながら久しぶりにレストランの食事を楽しむことができました。あとで分かったのですが、ここではアペタイザーからデザートまで全部ホームメイドなのだそうです。道理で美味しい筈です。
