ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

きれいな花 きたない部屋

土曜日の私の誕生日にレストランで食事をしました。そのレストランは予約の際「何かお祝いのディナーですか?」と相棒に訊いてきたそうです。相棒は「妻の誕生日だ」と伝えたそうです。すると、食事が終わった時、お祝いのケーキを持ってきてくれて、二人一緒の写真を撮ってカードにまでしてくれました。ずいぶんサービスのよいレストランです。


それから相棒がパステル調のピンクのバラのアレンジを贈ってくれました。バレンタインデーのカラフルなバラがまだきれいに残っているので、その横にピンクのバラを置いたらバラだらけで「なんだかベルサイユ宮殿みたいだねぇ」と冗談が出ました

ただし、部屋は散らかりっぱなしで宮殿どころではなく、せっかくのきれいな花もかわいそうです。
偏頭痛持ちの私は頭痛が起こるたび痛みに耐えるだけで片付けることなど考えることも出来なくなるのです。痛みが去ると雑用が出来るようになりますが、どこをどう片付けようとしていたのかスッカリ忘れてしまいます。その繰り返しで部屋のアチコチに片付けようとしたものが溜まり、記憶がなくなっているので、何でそこにモノがあるのか分からず置きっぱなしになってしまいます。さらにヘルニアになって腰が自由にならず、その上、右足付け根に滑液包炎が出来て治療したあとも痛み止めを飲まないと痛みは続き、ヘルニア後の痺れも手伝って、普通には歩けず、今もビッコを引いている状態で、部屋を隅々までしっかり掃除できません。部屋の隅が黒ずんでいるような気がします。
片付けられない口実ばかり並べている私ですが、きれいな花のアレンジを貰ったりすると部屋の散らかりが非常に気になり、本当になんとか部屋を片付けたくなります。少し前なら元気があり力もちょっとあったのですが、今は五十肩(六十肩?)で腕に力が入らず電動工具を使うことも出来ません。昔私が作った棚は皆曲がっていて釘は半分緩んでいます。10年前に作ったカーテンや縁飾りも、だんだん落ちそうになってきています。でも腕に力がなくてもう直せません。それで、整った環境の部屋で暮らしたいと思いながら何もしないでいます。お花さん、ごめん。