ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

きのう、義母の手術の間、病院の家族待合室で待っていました。この待合室には目の前にイーストリバーが広がるパノラマの景色を満喫できる窓があります。

夕方、それまで晴れていた空が暗い雲で覆われ、夕立が降り出しました。イーストリバーに浮かぶルーズベルトアイランドのビルにピカッと稲妻が走り、それを追うようにガラガラガランという音がしました。そばに居た人が「まるで光のショーを見るようね」と言いましたが、パノラマの景色はまさにステージショーでした。

しばらくすると空が晴れ、なんと!素晴らしい虹がかかったのです。完璧な弓形がビルを囲うように、まるで絵本のような虹がかかったのです。そして、よくみるとダブル・レインボーなのです。濃い虹の上に薄くもう1つの虹がかかっているのです。なんともはや、ルーズベルトアイランドのビルが一時的にお伽の国のように見えました。 (カメラを持っていなかったので写真は撮れませんでしたが、雰囲気としては上の写真のようなものでした。写真は借り物でルーズベルトアイランドの虹ではありません)
虹はかなり長いこと残っていて、十分楽しむことが出来、何だか、義母の手術がうまくいくようなラッキーな気持になりました。虹が消えたあと、今度は雲が美しく、横からの夕日の光をうけて、くっきりとした光と陰影がドラマチックな3Dの雲を浮かび上がらせていました。神様がパノラマショーを見せてくれたのでしょうか。