ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

猫好き

アインシュタイン(1879-1955)とシュワイツァー(1875-1965)は年代もコンテンポラリーで、2人ともアルバートという名前、ノーベル賞受賞者、白髪で鼻の下に白い髭をはやしているという類似点があって時々間違うことがあります。ただし、シュワイツァー博士の髪はきれいなウェーブでアインシュタインのようにモシャモシャではありません。マーク・トウェイン(1835-1910)もアインシュタインのように白髪のモシャモシャ頭で白い髭をはやしているので間違えますが、先の2人より半世紀ほど早い時代の人。見た目に似たようなこの3人、もう一つ共通点があります。3人とも「猫好き」。

「猫好きな有名人」というサイトから抜粋、拙訳しました。
http://user.xmission.com/~emailbox/cat_lovers.htm

Albert Einstein (1879-1955) アインシュタインはタイガーという名前の雄猫を飼っていました。タイガーは雨が降るといつも鬱になる猫でした。知人の1人は、アインシュタインがタイガーにこう言っているのを聞いたそうです。「お前さんの気分が悪くなるのは分かるよ。だけど、どうしたらいいか分からないよ」。こうも言っていたそうです「人間は個性を出すのに大変な努力をしなければならないけれど、雄猫は雨の日にスプレーするだけでその存在を示すことができるんだなぁ」

Dr. Albert Schweitzer (1875-1965) シュワイツァーの生涯で猫は重要な役割を持っています。シュワイツァーは工事現場でミューッと悲しそうに鳴く子猫を拾いました。Siziと名づけられたその猫は同氏が筆記している机に座り、時々、氏の左腕によりかかって寝てしまうこともありました。左利きのシュワイツァーは猫が寝ている間、右手で処方箋などの書き物をしたそうです。それが23年間続いたそうです。もう一匹、Piccoloという猫がおり、書類の上で寝てしまう猫だったそうです。誰かがその書類を必要とする場合でも猫が起きるまで待たされたそうです。シュワイツァーは一度こう言ったそうです。「人生の惨めさから逃れる方法が2つある。1つは音楽、もう1つは猫さ」

Mark Twain (Samuel Clemens) (1835-1910) マーク・トウェインはコネクチカットにある農場で猫を11匹飼っていたそうです。「私は猫が可愛くてたまらない。特に喉をゴロゴロならす猫には勝てない。猫は一番綺麗好きで、ずるくて、頭がいいーーもちろん、最愛の女性を除いての話」「たとえば、猫のしっぽをつかんで持ち上げたりなんぞすると、他に経験できないことを知らされることになる(ひどい目に遭う)」「猫は一度熱いストーブの蓋の上に乗ったら、もう二度とストーブの蓋に乗ろうとしない。ストーブの蓋が冷たくても乗ろうとしなくなる」とトウェインは書いているそうです。彼の猫たちの名前は興味深いものが多く、例えばSour Mash,  Apollinaris,  Zoroaster,  Blatherskite, Beelzebubなどがあるそうです。