ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ドライな街の偶然

還暦を過ぎた私が必要な基礎化粧品は、石鹸で洗顔した後のバランスジェル、化粧水、化粧下ジェルの3つですが、基本的に全部保湿用です。ニューヨークは米国の中では湿度が高い方ですが、日本と比べるとやはりドライなのです。

3つの基礎化粧品のどれか1つでもなくなると、目の下と横のチリメン皺が目立ってきますので、面倒でもそれを買いに出かける私です。いままではオンライン購入していたのですが、ダウンタウンのライムライトマーケットに出店ができ、そこで購入するとポイントがもらえてディスカウントがあるので、貧乏性の私はバスに乗ってでもそこへ出かけていくのです。

お店の女性は日本人で、私のことを憶えてくれていて「あ、いらっしゃいませ、ゼルマンさん。きょうはご主人と一緒じゃないんですか?」と温かい態度で迎えてくれます。そして「あ、今月は誕生月ですね。ダブルポイントがもらえますよ」とたくさんスタンプを押してくれました。

その後、ミッドタウンまでバスで行き、ビタミンのお店と日本食料品店で買物をしてから帰りのアップタウン行きのバスに乗ったら、「あ、またお会いしましたねぇ」という声がするのです。振り向くと化粧品店の女性でした。世の中、偶然なのか必然なのか分からないことが多いですねぇ。