ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

戻りました

昨日の午後、帰って来ました。広々とした自然の土地からビルだらけの汚いニューヨークに戻って来ると何だかガッカリ。

アイスランドのケフラビク空港に降り立つと、最初に迎えてくれるのが硫黄の臭い。「なんじゃ、飛行機のトイレの洗浄でもしとるのかな?」などと思ってしまった鈍感な私でしたが、「硫黄の臭いだよ」と相棒が正してくれました。なるほど国中が温泉だらけで、しかも大きな露天風呂ブルーラグーンが空港から車で10分ぐらいのところにあるのですから、空港に硫黄の臭いが漂っていてもおかしくありません。しかし、ホテルや案内所などのトイレも、清潔なのに硫黄の臭いがするため何となく誤解を招く気がします。

今回、時間が足りなかったため予定していた5〜6ヶ所の温泉に行けず、結局ブルーラグーン(Blue Lagoon / Bláa lónið)、ミバトン露天風呂(Nature Baths /Jardbodin vid Myvatn))、ランドマナロイガル(Landmanna-laugar)というアイスランドの三大露天風呂のみ楽しむことができました。

ブルーラグーン
お湯は日本人には温(ぬる)いです。場所によっては熱いところもありますが、上側だけで下方はやはり温いので、落ち着いて「アー、いい湯だな」とはいきませんでした。 硫黄の臭いがかなり強いです。それでも1時間ぐらいだと思ったのが3時間も浸かっていたと後で分かりましたので結構楽しんだことは確か。 料金:4,500円ほど。料金が高いだけあって脱衣所もシャワーも個室が設置されており使いやすく、濡れた水着を入れるプラスチック袋やヘアドライヤーも充分に設備されていました。

ミバトン露天風呂
ブルーラグーンの小型版といったところ。硫黄の臭いはそれほど強くありません。本家のブルーラグーンより湯が熱く、泉質も良くて皮膚がツルツルしてきます。相棒は皮膚が弱いのですが、この温泉で効果が出ました。熱いといってもやはり上側だけで下方は温めです。料金:2500円ほど。ここのシャワーは刑務所のように皆丸見えで恥ずかしかったです。でも、みな平気な顔しているので、恥ずかしがっている方がバカみたいな気もしました。ドライヤーは1つしかなく、プラスチック袋もありません。(写真の私、風呂上りで髪は濡れてクシャクシャ、唇は寒さで薄青く、ちょっとみじめです)

ランドマナロイガル
正に天然自然露天風呂。イエローストーン国立公園のボイリングリバーを彷彿させます。四駆でなければ行けない所。露天風呂に行くまでの道の両側に川があり、オーロラを思わせるような美しい緑の藻が川の中に漂っていました。山の上から勢いよく流れてくる温泉はとても熱く、その辺りにいるとホカホカと温まってきます。ただし、かなり浅いので寝そべるようにしないと肩まで浸かれません。水は澄んできれいなのですが、湯底に茶色の藻が沈んでいて、動くとモヤモヤとまとわりつき、ちょっと気分を壊しますが、それを気にしなければ、広々とした周りの山々の景色をみながらの温泉気分を味わえます。1時間ほど入っていましたが、体の芯まで温まり、いつまでもホカホカしていました。しあわせ。料金:無料 ここには脱衣所がありません。シャワーはあります。