ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

報酬欠乏症遺伝子

私の遺伝子の50%が母親からきているので仕方のないことかも知れませんが、なんとも嫌な遺伝子ばかりで気が滅入ります。たまにボーッとしてその場の雰囲気がつかめないおバカな父親の遺伝も出没します。しかし、性格形勢には遺伝子だけでなく育った環境も被ってきますから、強烈な性格の母親が環境そのものとも言える中で育った私の性格は大部分が母親の影響だと思って間違いないです。そしてその母親の性格も遺伝子も私はあまり好きではありません(本当は大嫌いだと言いたいのですが、ま、老いた母親のために控えめに表現しておきます)。

YouTubeで「ホンマデッカ」とかいう番組を見ていました。すると脳科学専門家が「報酬欠乏症」という症候群があると言ってました。そしてコレは遺伝子が関与するということでした。実に!私の母親がコレで、そして私もコレでした。いつも何をしていても「あ〜、生きていて良かったぁ」と感じたことがないのです。「幸せだと感じること」が「報酬」ということらしいのですが、「幸せだと思わねばならない」とか「これが幸せなんだ」と自分に言い聞かせることはあっても、心から幸せだと感じることはありません。それが遺伝子のせいだとは思いもよりませんでした。「遺伝子」という自分では足掻いてもどうにもならないもののセイだと分かって、なんだか気が軽くなったのが妙です。

(注:イラストは借物で私のものではありません)