ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 タレ目のRosie

昨日の日曜日、アップタウン東で夕食をした帰り、バス停まで相棒と一緒に歩いていました。ふと酒屋さんのショーウィンドウに犬の置物が3つあるのに気が付き、目がそこに止まりました。1つだけ、クリーム色でフワフワしたのが向こうを向いていて、「あれ、これは本物かな?」っと、ガラスに手を触れたら、そのフワフワがこちらを向きました。その顔...その目ったらありません。ペッチャンコの顔に、これ以上タレ下がることはできないよというタレ目がポワーと私を見つめたのです。あーんまり可愛過ぎて、息が全部出て体がよじれるほどでした。

私が興奮している姿を店の中の酒屋のご主人がみて、ガラスの向こうから何か話してきます。「この子はナントカ...」と言っているのですが聞こえないので私が耳に手をあてると「こっちへきなさい」と店の中にくるようにという仕草をしました。相棒と一緒に入っていくと、ご主人は自分の犬の可愛さに興奮している人が嬉しかったのか、ニコニコ笑っていろいろ話してくれました。

ご主人が「こんなに可愛いのに番犬になるんだよ。ホラ」っと言って、そのポワ〜ンとした犬に吠えろといいました。こんな可愛いのが吠えるかと思って、私がダランと下がっている犬の可愛い前足を握ろうとしたら、犬は怒ったようにワンッと吠えました。その直ぐあとにご主人が「甘えなさい」というと、犬はご主人の首に自分の顔を埋めてしっかり甘えます。

ご主人も可愛くて仕方がないようです。いつも一緒に店番してくれるのだそうです。赤ちゃんみたいな犬ですが、もう14歳なのだとか。つまり人間なら14 x 7 = 98歳の老齢ということです。名前はロージー。ペキニーズとフレンチブルの掛け合わせなのだそうです。今と毛色が違うロージーの写真がありました。毛を長くしている時の写真です。今はサマーカットで毛を短くしているのだそうですが、サマーカットの方が可愛さが増してみえます。

その店を出たあとも、ロージーちゃんのタレ眼がたまらなく愛おしくて、犬が飼いたくなってしまった私です(笑)。ロージーちゃんのような犬一匹と賢い猫一匹、飼いたいなぁ。