久しぶりに映画らしい映画を観ました。巷ではコメディ・ドラマとなっているようですが、コレはドラマです。たしかに、いつもどこかで可笑しみをかみ殺しているような俳優 Robert Downey Jr. がコミカルに演じているのですが、それを真面目の塊みたいな Robert Duvallが相殺しています。二人のRobertが独特の持ち味を生かしたオススメ作品。
台本は、頑固親父との確執、親の老い、癌、などなど「涙をそそる作品の要素」からリストアップしたものが連なって、ややもすると陳腐な作品になるところですが、監督と俳優のコラボでそれをうまく避けていました。Duvallは83歳の老齢な顔だけでもアカデミー助演男優賞ものです。
