ペルーの旅①食事

今回の旅のストレス部分をさらに書き込んでいたら妙に疲れてしまいました。ストレスというものは繰り返して書くと余計ストレスになるんですねぇ。それで気分転換に食事のことを書くことにしました。

[宿の朝食]
私たちはコルカ渓谷のヤンケという町の外れにある宿に泊まりました。宿の敷地は広く、馬、ラマ、アルパカなどが放し飼いになっていて、数ある温室や畑で野菜も作っており、レストランで出す野菜はみな自家製でした。
(写真は宿の敷地の一部で、高台のレストランから皆がバーベキューできる庭を眺めたところ)

土地の人はヤンケの町まで歩いて行くらしいのですが、私たちは慣れていませんので夜道は歩くのも車で行くのも控えました。それで朝食と夕食はこの宿のレストランでするしかありませんでした。朝食は宿代に含まれていて、フルーツ、トースト、シリアルの他、ベーコンや玉子料理なども作ってくれるのですが、私たちは玉子も肉も注文しないし、美味しい玉子入りの甘いパンにも手をつけず、味気ない食パンのトーストでフルーツを食べているのでウェイターが解せない顔をしていました。せっかくの美味しいものを食べればいいのにと思ったのでしょうか。ローカルの果物、黄色いグースベリーのジャムは珍しかったです。フルーツはそれほど甘味を感じませんでした(コスタリカで食べたフルーツは熟して甘かったことを思い出します)。

[マーケットのフルーツ]
フルーツと言えば、後でチバイという町の青空マーケットを訪れた時、知らない果物を買いました。そこのオバサンに「コレナニ?」と訊いたら「グラナディーラ」だと教えてくれました。硬めの皮を剥くと中はムニョッと柔らかい内臓のような感じの果肉がありました。それをスルッとすすって食べたら薄甘かったですが、特に美味しいとは思いませんでした。旅の思い出にと食べてみたのです。

[宿の夕食]
夕食は、しばらくは普通のメニュから仕方なく魚料理を頼んでいましたが、ベジタリアンメニューが別にあると分かり、それに切換えました。しかし、なぜかみな塩辛いのです。多分高地で働く人たちは塩分が必要なんでしょう。宿の食事は残すことが多かったです。

[サーチャ・トマト(Sacha tomato)]
着いた翌朝、宿の野菜畑や温室を歩いてみました。畑にはブロッコリ、菜の花、その他緑葉野菜がたくさん育っていました。温室にはピーマン、ナス、ニンジン、トマト、イチゴ、その他がありました。ふと目についたのが、きれいなオレンジ色をした実でした。サーチャトマトと表示されていましたが、色も形もとてもトマトには見えません。それでホントにトマトの味なのかという興味が湧きました。

宿のレストランでサーチャトマトを注文したら、スライスされたものと葉野菜のトスサラダが出てきました。果肉は薄く硬めで、トマト特有のあのブチャッとした種もついていません。食べると甘味もなく酸味だけでキャベツの茎の酢漬けを食べているような感じでした。ちょっとガッカリ(笑)。(写真は宿の温室に生っていたサーチャトマト)

[ローカルレストラン]
町のレストランで昼食をとったのは、コンドルを見に行った日、近くのカバナコンデという町でした。シーズンでないのか、どのレストランもガランとしていました。外からみると何でもないような店にはいりました。中に入っても特にどうということはないですが、壁もカウンターも石で出来ていて、ガタピシャしたテーブルやイスも何やら雰囲気がありました。マネジャー兼コック兼ウェイターの人に野菜だけの料理と頼むと「ボロネーズパスタがいい」と言われ、ボロネーズと言えばひき肉のソースだと思っていた私たちは半信半疑でいましたが、なんと出てきたのはマリネラソース和えのパスタ...所変われば何とやら。水を頼んだら近くの店から買ってきてボトルごとくれました。コーヒーを頼んだらインスタントの粉パックとお湯の入ったポットを持ってきたので、もう堪(こらえ)えきれなくなって笑ってしまいました。ウェイターさんが一人で何でもやるので少し時間がかかりましたが、味付けはとても美味しいものでした。でも何か野菜を入れるよう頼めばよかったと思いました。


コルカ渓谷では大きい方であるチバイという町では、安っぽいけれどナカナカいいお店がありました。お店のご主人は英語を話し、ピザをチーズ抜きで頼むと快く引き受けてくれました。ジュースはペルビアンパパイア。甘い果肉がいっぱいでストローを突き刺すと動かないほど濃いものでした。


帰る前日泊まったアレキパの町はかなり大きな町でほんの少し観光化しています。コーヒーショップのような店でランチにチーズ抜きのピザを頼むと、ここでもニコニコして受けてくれました。出てきたのはチバイの店と同じようなもの。この店、教会を改造したものらしく、天井は高いアーチになっていました(写真をクリックして大きくしてみると天井の具合が分かります)。

夕食はプリインカ、インカ帝国以前のインディオ料理を出してくれる店に行きました。店は2階でテラスは見晴らしがよく向かいの公園がみえました。英語が全く通じない店でしたが、身振り手振りを交えて何とか済みました。ウェイトレスさんはケチュア人で「英語が話せなくてすみません」とまで言ってくれました。でも相棒がケチュア語のことを訊ねると誇りを持って話してくれました。私は話の1割ぐらいしか分かりませんでしたが、相棒はかなり理解したらしく相槌を打っていました。さて出てきたインカコーンの粒の大きいこと。一粒が私の親指の爪ほどもありました。お料理もコーンを材料にしたものが多く、相棒は前菜に芋料理、主菜にコーンと穀物の練り料理。私はエビのセビチェとインカコーンのお粥。このお粥が美味しかったです。何のスパイスか知りませんが、古代の香りがプーンとしました(笑)。セビチェはビーガンを脱線していますが、せっかっくペルーにきて一度もセビチェを食べないでは話にならん?レモン味で海草とマッチしたとても美味しいものでした。