ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

Bye Bye Germany 観ました

Bye Bye Germany

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ベルリンに住むホロコーストの生き残り数人が、米国へ移住するための資金を作ろうとドイツ人相手に商売を始めます。その生き残りのリーダー格が、戦後のナチス制裁の検察にあい、ナチスに加担した容疑をかけられます。

冗談として扱えない事柄をブラックユーモアでまとめ上げようとした作品。一応コメディにしようとしているため、ナチスの残虐シーンは控えて、馬鹿らしいほど残忍な態度のみ表現しています。

私が収容所のユダヤ人の立場だったらナチスの命令に従うか、無視してその場で殺されるか、どちらを選んでいただろうかと考えさせられました。今なら老い先短いから命令なんぞ無視する気になりますが、若い頃なら生きたいという気持が強いだろうから自分がどんな態度をとったか疑問が湧いてしまいます。「踏み絵」のような複雑な気持にさせられました。

亀の鎖

一昨日の土曜日、五番街に近いセントラルパークの池を通ったら、いつものシラサギ、カモ、カメに加えてカナダ雁や鵜もいました。カメが繋がって岩の上に休んでいる様子を相棒がカメラに収めていましたが、あとで写真を見てみると、水面に移ったカメがまるで鎖のように繋がって上に這い上がっているようにみえるのです。面白いのでここに貼り付けます。

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グレイシーマンションの八重桜

一重の桜が満開になり、そろそろパークアヴェニューの街路樹の八重桜が濃い目のピンクの花を開き始めました。東88丁目にあるグレイシーマンションの八重桜も開花しただろうかと気になり、日曜日に見に行ってみました。

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途中、イーストリバーの濁った草色の水面を見ながら、なんとかもう少し透き通った水にならないものかと思案顔でいると、それでも鵜が一羽、何度も水に潜っては表れ餌をさがしている様子が目に入りました。

そして川を行く大きなバージが何もない背景に彩を添えたので、相棒が写真にとっていました。

グレイシーマンションの八重桜は七分咲きという感じでしたが、行く人の目を楽しませていました。

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私が相棒の写真を撮っていると、親切なおばぁさんが「ここはとてもロマンチックだわねぇ。あなた方二人一緒に撮ってあげましょう」と二人一緒の写真を撮ってくれました。

ゴムの髪

また、やっちゃいました ... 。

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自分でパーマかけて、毛をダメにしました。フニャフニャでゴムみたいにベロベロに伸びてくっついて丸まってしまう髪の毛になってしまった。数年前、同じようなダメージを髪に与えて、物凄ぉーく後悔しました。そして自分でパーマかけるのは止めて、パーマは専門家に任せることにしようと、その時は思ったのです。しかし、時が経つとまた考えがあやふやになるのが私。

髪が多くて金太郎みたいだった私の頭も老いとともに朝起きるとペタンコになることがあり、すこしカールをかけたくていました。

美容院だと数百ドルかかる→ワタシャそんな高級な玉じゃない→あの時ゃパーマ液をつけて長く待ち過ぎた→待ち時間を短くすれば大丈夫だろう→よし自分でやろう。

ってな具合で、20~30分のところ15分にしたんですけど、中和液の掛け方が悪かったのか、洗った後ゴムのようにビヨローンと伸びて、濡れたまま櫛で梳かすとビロビロ伸びてブチ切れてしまう。熱風で乾かしたら溶けてしまいそうだから、しょうがないから冷風で乾かすのだけれど、それだとなかなか乾かない。あーあ、また、ここ一年ほど、モシャモシャ頭でいなければなりません。ま、ペッタンコの髪よりモシャモシャの方が我慢はし易いと思ってます。

ヨーグルトの効果

今日も朝から頭痛があり、ジワジワと苦しんでいました。ジェルパッドで冷やしてみたり、水を飲んだり、マッサージをしたり、シャワーを浴びたり、いろいろやってみましたが、痛みは続いていました。仕方なくエクセドリンを飲みました。すると痛みは和らぎましたが吐気は治りません。外を歩けばよくなるかと思って買物に出ました。

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外は日が照って夏の陽気です。いつも通るアパートにさしかかると突然とても綺麗な色が目に飛び込んできました。「あぁ、Crab Apple(野生りんご)の花が咲いたんだ」と嬉しくなりました。私はこの花の色が大好きです。蕾は可愛い紅色で、開花すると白っぽいピンクの花になります。その濃い紅と薄い紅色の色合いが何とも美しくて幸せな気持にさせてくれるのです。

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もう1つ好きな花 Pear Treeもこの時期、満開です。陽に当たると、なんとも美しく清らかな花が白く輝いてくれます。

さて、ステキなCrab Appleの花を見た束の間の時間を過ぎると、また吐気が戻ってきました。

帰宅してから胃の薬を飲んでみましたがダメ、大根を食べてみましたがダメでした。最近、食べても腸がグルグルと鳴らない、自分に合ったヨーグルトを見つけ、それを冷蔵庫に常備していたのですが、ふと思い付いてそのヨーグルトを食べてみたら、吐気がスッと治まりました。あまりの効果に、どんな種類の乳酸菌が含まれているのかとこのヨーグルトの容器を見てみたら、

L.ACIDOPHILUS  (ラクトバチルス.アシドフィルス)

L.BULGARICUS      (ブルガリクス)

S.THERMOPHILUS (ストレプトコッカス.サルモフィルス)

BIFIDUS                  (ビフィズス菌)

の順に記載されていました。砂糖は入っていません。

L.ブルガリクスという菌が胃腸に生じた有害菌を殺すということなのでコレが効いたのかも知れません。このヨーグルトは便通もよくしてくれるのでとてもありがたいです。

ルーズベルトアイランドの桜

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土曜日はルーズベルトアイランドに桜を見に行きました。残念ながら満開とはいかず八分咲き、というところでした。

この日、桜祭りがあったのですが、私たちが着いた5時過ぎにはお祭りは終わっていました。それでも所々に咲く桜が目を楽しませてくれました。

 

 

島の南端までいくと昔は隔離病院だった建物がまだ残っていました。

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 囚人たちによって建てられたそうですが、しっかりした石造りなので、きれいに修理してミュージアムにして貰いたいと願ってます。

 

帰り際にカナディアンギースが赤ちゃんを連れて草をついばみに来ているのを見つけました。雁の夕食の時間だったようです。

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