ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

猫の前頭葉連合野

毎日、猫のビデオをYouTubeで見て心癒されている私ですが、その度、どうしても「猫は人間と心の交信ができる」としか思えない仕草をみつけるのです。「猫がどんなに人間のような仕草をしても、それはやはり動物の仕草で人間の思うような意味はない」という人もいると思います。私も最初はそう思ってましたがビデオをたくさん見ている内に猫が小さな人間に見えてきて仕方がありません。

さて、「猫が人間の言葉を理解する」ということについて述べてあるサイトを見つけました。そのサイトはここです:
http://www.nekohonpo.jp/Column/kotobarikai.html

以下は、そこから抜粋した文章を短く箇条書きにしたものです。

☻脳の前頭葉の役目のひとつに言語の使用がある。
☻人間の前頭葉は巨大で自由におしゃべりを楽しめる。
☻猫の前頭葉は人間には遠く及ばず犬と同程度。
☻しかし、前頭葉の中に連合野といわれる部分がある。
☻連合野は、後連合野と前連合野に分化されている。
☻後連合野は外からの入力情報を分析処理し判断を下す機能を持つ。
☻前連合野は後連合野が下した判断に基づいて外界に対して能動的なアクションを指示する機能を持つ。
☻この連合野の領域が大きいほど高等な生物となる。
☻猫はそれが広い。
☻後連合野が処理する入力情報には、言語以外に臭覚や聴覚、視覚、触覚などがあるが、臭覚、聴覚、視覚、触覚による処理能力だけならネズミの小さな領域の連合野程度でも充分対応可能。
☻つまり、猫の領域の広さは臭覚、聴覚、視覚、触覚以外の入力情報に対応できる可能性を秘めている。

言語を司る前頭葉の中の、情報分析、判断、行動の機能を司る連合野の比が、猫は他の動物より大きいというのです。だから、やはり猫は人間のことが分かるんだと思います。時々可笑しなことをして人間を笑わせるのもユーモアが分かっているのかも知れません。ユーモアが分かるというのは人間でも難しいので、かなり高等な動物ということになります。

人間用の水洗トイレで排便も出来るし、テレビを見て反応するし、犬と違って嫉妬心が強くいつまでも怒っていることもあるし、これで掴める指が5本あったら、もう人間と同じですねぇ。洋服着なくていいのが羨ましい。