ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

カルシトニン遺伝子関連ペプチド

昨夜、TVはつけていましたが、別のことをしていて、ふと耳に「偏頭痛」という言葉が入ってきました。TVコマーシャルで言っていたのです。アレッと思って見るとAimovigという商品の宣伝をしていました。1カ月に起こる偏頭痛の回数が半減するというのです。私の場合、最近は週1か週2の割合で起こっているので月にすると4~8回、その度エクセドリンを飲む回数も多くなり、飲むたびドバっと血便がでるのでとても困っているのです。

Aimovigがどういう薬品かと思ってウェブサイトを見てみたら、月に1回モモに注射する液体薬品でした。そしてとても高価です。1回分が5万円以上。保険がカバーすればもっとずっと安くなるようですが、カバーする比率は保険により差があります。

Aimovigのサイトの説明で特に目を引いたのがCGRP (calcitonin gene-related peptide)という言葉。日本語訳をみたら『カルシトニン遺伝子関連ペプチド』とありました。何のことやら?

CGRPの日本語fウィキをみるとこう記されていました。

カルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide、略:CGRP) とは、中枢神経、心臓や血管など末梢の一次知覚神経の終末および遠位端に存在しているアミノ酸37個からなるペプチドである。カルシトニン遺伝子が選択的スプライシングを受けて作られ、αCGRPおよびβCGRPの2種類の異性体が存在する。αCGRPは主に末梢の感覚神経節のAδ線維およびC線維内に、βCGRPは主に腸管の神経系に分布する。

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カルシトニン遺伝子関連ペプチドは受容体を介して細胞内cAMPを上昇させ、血管拡張、心拍数減少および心筋収縮力増大を起こしたりする。炎症にも関連し、軸索反射により放出されると紅斑(フレア)が出る。

また、片頭痛では三叉神経末端が刺激されてそこからCGRPが分泌され、血管拡張を誘発して片頭痛が起こるとされる。このため片頭痛急性期治療にカルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体の拮抗薬が有効ではないかとする研究が進んでいる

なんじゃ、専門用語ばかりでさっぱり分らん。軸索反射の図解は私が勝手に貼り付けましたが、それでもよく分らん。

ただ、私の場合、三叉神経が刺激されるというより、胃腸の神経系に分布するβCGRPが問題のような気がします。というのも三叉神経の刺激を緩和する手法を施しても偏頭痛は緩和しないからです。それに私はもう急性期ではなく慢性期(40年ほど)になっているので、効果があるのかどうか疑問です。CGRPが甲状腺癌に関係しているということは納得。しかし、偏頭痛がDNAレベルになってくると何が何だか益々分からなくなりました。

ま、この液体薬品、高価でもあるし、注射という方法もなんだし、もう少し期間をおいて、もっと安くなって錠剤にでもなったら試してみようと思います。