「百万本のバラ」という曲は30数年前に日本で歌われ始めたのですね。私が日本を離れたのは48年前で、この歌のことは最近まで知りませんでした。
数年前、YouTube で ♪百万本のバラの花をあなたにあげたい♪ というところだけ耳にして早合点し「陳腐な歌詞でキモ」と思ってしまい、全曲聴くことをしませんでした。
きのう、何かの拍子に詩をみてアレッと思いました。哀れな男の一途な気持を歌っていたんですね。バカげていると思いながらもホロッとしてしまう、昔、フォーレストガンプという映画を見終わった時の気持を思い出しました。
原曲はラトビア人が祖国と母娘の悲しい思いを歌ったものらしいのですが、それがロシア人によって、実際にいた画家の逸話から「貧乏画家が女優に恋する」百万本のバラの歌詞に変えられたようです。
YouTubeでロシア語で歌っているのを見つけましたが、あんまりピンときませんでした。そしてフランス語で歌っている古臭い感じのビデオを見つけました。シニアの集い(笑)みたいな所で、アコーディオン入りの古いシャンソン スタイルで気負いなく歌っているのがいいです。勿論、日本語でおトキさんが艶のあるアルトで歌ってるのもいいですけどフランス語の音の方がこの曲の内容にあってるような気がします。
Million de Roses par l' Orchestre Dominique Moisan
リフレインの
♪アミニョン、アミニョン、アミニョンドゴゼゴジャ、パラフネェ、パラフネェ、パラフェネトゥデクヴラ、リキテム、リキテム、リキテムプードブレ...♪
の最後のブレの発音が好きです。Vの次にくるRの音が途切れず流れるように発音することに憧れます。
余談:ビデオで歌を歌っているベースの人の顔をみていて、誰かに似ているなぁと思いました。アズナブールにも少し似ているけれど、
口の辺りが...この日本の俳優のような(笑)。