ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

最近共鳴したこと ③ 精神崩壊の閾値

 

数週間前のことです。日本のニュースサイトで孤独死の記事が目に留まりました。40代の女性、死因は不明、仕事は派遣事務職、いま日本は就職氷河期。

記事の中でハッとした部分がありました。『...ストレスを一人で抱え込んでしまい、一度心が雪崩のごとく崩壊すると、家の掃除をしなくなり、部屋の中を徐々にゴミが占拠していく...そんな自分に嫌悪感を覚えて自己否定が始まり、最後に精神が崩壊する...』

私も「心がナダレのごとく」崩壊しそうになることがあるので、この部分に納得してしまいました。部屋がゴチャゴチャなのに片づける気力がなくなって不要なものがドンドン溜まっていき、家のどこに何があるのかさえ記憶になくなり、身体のアチコチが老化してスムーズに動かせず、情けなさで心が崩れそうになりました。

「ああ、しっかりしないとホントに自分は崩壊してしまう」と自覚し、グッと堪えて情けなさを振り切りました。自分では認識していないけれど私には一種の強さがあるようで、この振り切る力がある内はまだ大丈夫でしょう。ただ、ここ数年の私の身体と精神の衰えには加速度が増しております。自然の摂理だから素直に受け止めてはいますが、ある日突然、雪崩の如く心が崩壊することがあるやも知れん、と思ったりします。