ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

10月の満月

秋分の日の後の最初の満月をハーベストムーンと呼び、10月の満月をハンターズムーンと呼ぶらしいです。今年は、昨夜10月9日(日本では10月10日)が秋分の日の後の満月となり、ハーベストムーンでありハンターズムーンでもあるということらしいです。

昨夜から1週間、秋の収穫を祝う祭日Sukkotが始まりました。Sukkotは食事を野外でする習わしになっています。NY市のビルに住んでいた時は野外で食事するのは無理でしたが今はパティオがあるので外で食べることができます。

風もなく静かな夜、パティオから見る空は雲が多く、満月が見られるかどうか疑問でした。ところが7時少し前に相棒が教会の影からの月の出に気がつきました。とても大きな山吹色の美しい月が上ってきました。

 

(左写真は携帯で撮ったので鮮明でなく、ババァの手振れで月が歪んでいることご容赦。実際にはもっとハッキリした月の出でした。)

 

残念ながら月はすぐに暗い雲の中に入ってしまいましたが、また高く上がった位置で少し小さくなりながらも、薄い絹のような雲を通して光り輝いているのが見えるようになりました。

雲を通しているにも拘らず、虹色の後光が明るく煌々と輝き、月の表面が見える程でした。(左写真は別モードで撮ってみたのですが、やはり実際の美しさと光の輝きを撮るのは不可能でした)

左写真右上端の小さく薄く白くポチッとしか見えないのは木星です。肉眼では月の光にもめげず強く輝いて見えました。

不思議なことに、上る動きを止めたように月が同じ位置に暫く留まり、後光が輝きを増し、まるで下界の私たちに話しかけてくるような気配を感じました。その光はとても強いのですが「この先、いいことがあるよ」と伝えてくれているような輝きでした。

時間が止まった別世界のような夜、9時近くまで月を眺めていました。相棒がこんな月夜にピッタリな曲Wonderland by Nightを携帯から流してくれました。

左写真は相棒が自分の携帯で撮ったものですが、不思議な出来上がりになっています。同じ月を撮っているのにカメラによってはこんなにも印象の違う写真になるのですね。

 

 

 


おまけ:今朝7時ごろ、まだ暗いなかトイレに行こうと玄関を横切った時、物凄く明るい光がガラス戸を通して私の目を射りました。こんなに明るい街燈があったかしらん、いや月かもしれない、と思い外にでました。果たして、西の空に満月が煌々とありました。携帯ではこの美しさが撮れなくて残念です。