ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

Anticrepuscular rays (反薄明光線)

ブライスキャニオンに2泊して昨日午後戻ってきました。

ここ数日40℃を超す暑さで、この先もまだ猛暑が続くようだったので、出かける前にチップモンクの餌台の上にカードボードで日除けをし、ハミングバードのネクター入れ4つにはそれぞれ傘をさして日除けをして置きました。日除けをしないとネクターは「熱湯」になってしまいます。日除けをしてもぬるま湯のようになりますが、熱湯よりはマシです。

さてブライスキャニオンの話の前に、帰宅早々の昨夜9時前に東の空に現れた現象について話します。

夕方の後光・薄明光線 | 無料の高画質フリー写真素材 | イメージズラボ

まず「薄明光線」と呼ばれる現象があるのだと言うことを知った上で説明しなければなりません。左の写真は借り物ですが、このように太陽が分厚い雲に隠れた時、雲の隙間から洩れる太陽光線を Crepuscular rays (薄明光線)と呼ぶそうです。

これは時々見かける光景なので今まで呼称など気にしないでいました。 ま、美しいですが特に不思議な気にはならない現象です。

ところが、昨夜の空の現象には驚かされました。 

最初、丘のふもと、下の方から光が射しているように見え、虹でもないし、あまりにも不思議だったので、世の中が変わる何かの前兆かしらん、と原始的な考えが浮かびました。下は最初に気が付いた時の写真です。

しかしあとで調べてみると、Anticrepuscular rays(反薄明光線)と呼ばれ、稀な現象ではあるけれど薄明光線の反対側、つまり太陽の反対側の空に起こる現象であり、超常現象ではないと分かりホッとしました😊。日の出か日没に起きるらしく、私が見たのは日没のため東の空に現れたものです。空気中のいろいろな条件が揃うと起きるそうです。下の写真は少し時間が経ち現象が薄れてきた時のもの。