週末、映画2本観ました

Reaching for the Moon(2013)
カッコに2013と示したのは同名異体の作品が1931年にもあるらしいからです。

コレ、私にはまったく興味のない作品でしたが、なぜか相棒が観てもいいというのでハナキンに観ました。

実在した著名な米国の女流詩人、Elizabeth Bishop、がブラジルを訪れ、当時彼女はもう中年でしたが、そこで裕福な建築技師であるブラジル女性(同じく中年)と恋愛をして1950年から15年間ブラジルで過した時の話です。凡人の私の眼から見ると恵まれた人生を送る人たちの気ままな恋愛に思えて何の同情も起こらないのですが、それでも、真剣に恋愛をして、それを失ったと察した時、どんなに恵まれた環境にいても生きることに絶望してしまう人もいることに考えさせられました。作品の出来よりも、主演中年女優の美しさ、彼女の衣装、シルクドレスのセンスのよさに魅せられました。

あとで相棒に何でこの映画みたかったのか訊いたら「ブラジル映画だからHな作品だと思った」と冗談みたいなことを本気で言ってました。アキレタッ(笑)。

Aftermath(2013)
第二次大戦中ポーランドのある村でユダヤ人の大量殺人があったことを突き止めた一兄弟が人道的に弔おうとするが、殺人を隠し通そうとする村人たちから暴力で阻止されるという、実際にあった事件を基にした作品です。

西欧の国ではユダヤ人を助けた人たちも多くいたのですが、ポーランドではかなり積極的にナチスに協力するポーランド人たちがユダヤ人を迫害した事実が知られているそうです。これはその一例。

いつの世でも、ユダヤ偏見だけでなく、一部の民族やグループの間でお互いを毛嫌いし、偏見を持ち、殺戮を繰り返して、自分たちは正当だと信じる人たちがいます。どうにもならない人間の性(さが)に、やり場のない気持が残るテーマです。恐ろしいことに、この映画の製作に当たり、関係者(ポーランド人)も自国ポーランド人から強迫されるようなことがあったそうです。