The Seagull 観ました

The Seagull (2018)

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子供の頃、チェホフの和訳を読んだことがあります。多分「桜の園」か「三姉妹」のどちらかだったと思います。チェホフが戯曲家とは知らず、会話が芝居がかっていて面白くも何ともないと思ったものでした。読後、気分が悪くなったような気がします。そう言えば、イプセンの「人形の家」も読後、同じ気分になりましたっけ。私は演劇、特に新劇の観賞が苦手でした。今でも苦手です。長いセリフを暗記して滔々と朗読するようなセリフは何だか嘘臭さが鼻につく(笑)。

さて、この作品、英語です。ロシアの戯曲を英語で演じると文化が違うため雰囲気が萎えるという人がいます。そのせいかどうか分りませんが、始まってすぐ、子供の頃、気分が悪くなった時と同じような気持になり、映画館を出たい衝動にかられながら観てました。これは私だけの印象かも知れませんが、シワだらけの老女優が若い作家に嫉妬するのを見るのは腐った食物を目の前にするような気分になるのです。役者も演技も特筆するものはありません。

実は、先週、Let the Sunshine In (原題 : Un beau soleil intérieur)という映画を観たのです。この作品も、バツイチ初老の女性がロマンスを求めて彷徨(さまよ)う様子が気持悪くて感想を書く気にもなれませんでした。私は「包容力も優しさもなく自我のままに生きようとする女性」が好きではないらしい。あれ?自分と似ているからかな...。