ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

古いものの処理

( これを書き終わってから、内容が私自身の備忘録のようになってしまっていることに気付きました。悪しからず)

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20年ほど前、あまりに可愛いデザインだったので、つい買ってしまったのがiMac。日本語のソフト(アプリ?)が入っていなかったので、無料の(名前を忘れたのですが鳥の鳴き声みたいな名前の)ソフトウェアを入れてみました。ところが、それがとても使いにくくて、結局、使いやすい日本語ソフトの入ったPC(マイクロソフト)をずっと使うことになり、iMacは数カ月だけ使ってあとは放置していました。

ま、その当時は在宅の仕事を始めようと考えていたので、いずれPCとiMacをLANで繋いで、文章はPC、イラストやデザインはiMacを使うつもりでいたのです。ところが目的のための努力が足りなさ過ぎる私はこれという在宅の仕事もしない内に20年が過ぎ、その間、可哀そうにiMacは大きな段ボール箱の中にじっとしていました。

さて、今は、そんなiMacも含め、家の中の要らないモノをどんどん捨てていかねばなりません。老いると、長く使っていないのでスッカリ忘れていて何だか分からないものが家の中にカビのごとくモクモクと増え始めます。早急に処理しないと家で動きが取れなくなりそうです。

服などもMサイズだったのが今ではXXLサイズ。Mサイズの服は好きなデザインのモノばかりで諦め切れずに洋服ダンスに吊る下げたままにしてあります。減量して元のサイズになったらまた着ようなどと思っていたのです。しかし痩せようとしてリバウンドしたり、老いて痩せにくくなったりで、あと10キロ減らさねばならなかったところを更に20キロ増えて、30キロオーバーという肥満体になっており、Mサイズの服は諦めて箱詰めせねばなりません。

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昨日は、既に8つの箱に詰めてある古着の一部をサルベーションアーミーまで運びました。簡易トローリー(手押し車)に2箱だけ積み重ね、エッチラオッチラ約20ブロックを歩いていきました。風が強く、私のオレンジの髪はアチコチあらぬ方向へたなびいていました。

有料のジムで無駄にエネルギーを消費するより、歩いて用事を足すエネルギーの有効な使い方をする方が私には向いていて苦ではなかったですが、戻ったら老体のアチコチがミシミシしました。

サルベーションアーミーは頼めば取りに来てくれますが、スケジュールが1カ月後だったり、モノによっては持って行ってくれなかったり、いろいろ都合が悪いので、面倒臭がり屋の私は自分で運んだ方が気が楽なのです。でも、誰かが小型トラックで全部持って行ってくれたら、もっと楽なのですけどねぇ...。そいういう知り合いがいないことはないのですが、その人はお礼も受け取らないような超越的善人なので、遠慮深い私はお願いすることも出来ないでいます。

最近

切れる包丁

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最近、砥石で砥いでいるため包丁がスルッとした切れ味なのは良いのですが、その切れ味の良さが裏目に出て爪やら皮膚やらを傷つけてしまうようになりました。

きゅうりなんかを早い調子でトントン切っていて、ひょいとした加減で刃先が爪にスゥッと入ってしまって、シマッタと思っても、切れ味の良い刃は律儀にもサッサと爪に切り傷を作ってくれてました。ちょっと手のひらに触っただけでも左手のひらにアチコチ小さな切り傷が出来てしまいます。鋭いのがいいのか、鈍いのがいいのか、人間も含めて、どっちがいいとは言い切れませんね。

 

味覚の変化

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最近、味覚の変化に気付きました。酸味を強く感じるようになったのです。前々から酸っぱいものが苦手でしたが、その度合いが強くなってきたようです。果汁100%のジュースでも、以前は平気で飲めたのですが、今は酸味を強く感じて飲み辛くなっています。相棒が甘すぎて飲めないという白グレープジュースでさえ甘味より酸っぱ味が強く舌に残ります。

レストランでミックスサラダを頼む際、ドレッシングはサイドにしてくれということを頼み忘れると、ドレッシングがかかり過ぎた残念なサラダが出てくることがあります。酸っぱくて食べられないのです。

味覚の変化は老化現象の1つかと思ってグーグルしてみたら、味覚が鈍感になるのが老化で、酸味に敏感になるのは老化ではなさそうです。しかし、考えようによっては甘味に鈍感になったため酸味を強く感じるということなのかな? 

 

セントラルパークのトヮイライト

先週日曜日、夕方の散歩がてらセントラルパークを横切りました。だんだん日が長くなっていくのが分かります。いままで暗かった午後5時ごろも今は午後の明るさ。そして6時近くになって陽が落ちて、ホンの暫くですが優しいトワイライトが楽しめます。

西から東へ抜けて五番街に出、西Cパークサウスを眺めたら、とてもきれいな空がありましたので即、相棒の携帯カメラで撮ってもらいました。

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私も自分の携帯で撮ったのですが、肝心の雲の縁のくっきりとした美しさがボヤケてしまってイマイチでした。やはり携帯のカメラでは思うような写真は撮れませんが急場しのぎには便利です。

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Game Night 観ました

Game Night

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最近稀な脚本の面白さがあり、コメディとして最初から最後まで充分楽しめる作品でした。セリフの貧弱な Oh Lucy を観た後だったので、よけいに脚本の力の差を感じました。

ありそうな話で進んで行きますが、二転三転四転とヒネリがあり、最後の最後まで気が利いたシーンで終わりました。そして、そのシーンが最後の最後と思ったら、クレジットが終わってから、また1シーンあって、それがまた興味あるものだったのです。殆どの人がクレジットが回っている間に帰ってしまっていたので、その1シーンを楽しんだのは私と相棒とあと女性が二人ほどでした。

この脚本を書いたMark Perezという人物を私はあまり知りませんが、彼にとっての会心作だろうと思います。あ、勿論、演出も良かったです。

Oh Lucy ! 観ました

Oh Lucy !

相棒が興味を持ったので観てみました。この作品の中の女性は、数年前に観たKUMIKOという映画の女性を思い出させました。ご参考までにKumikoについての私の感想はここ:http://nykanjin.hatenablog.com/entry/20150330/p1

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この二つの作品の中の女性の行動が私には理解できませんでした。たまたま異常さが特出している女性を描いた作品が2つ映画化されたということなのでしょうが、同じ日本人女性としてはあまり気持の良いものではありません。

バカバカしさを笑って欲しいブラックコメディに仕立て上げようとしたのにあまりのバカバカしさに反って悲しくさせてしまうように思います。

自分よりずっと若い20代の女性を平気で傷つける40過ぎの女性は心も外見も醜悪で、いたたまれない気持にさせられました。

会話にもう少し可笑しさを出してくれたらまだよかったかも知れません。たまに面白い場面もありましたが、ほとんど素直な会話が多すぎて、このババァにはアホらしさしか感じられませんでした。

 

ひなあられの色

PCの日付をみて「あ、もう3月に入ったんだ」と一瞬ハッとしました。日付が2月の内はまだ冬のような気がしているのですが、3月というと急に春になったような気になる単純な私。

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3月の桃の節句は、ひなあられの色に癒されます。私が育った家では雛人形などは飾らず、お節句を祝った思い出もありませんが、周囲の雰囲気が楽しかったです。友達の家に行くと七段構えの立派な雛壇が飾ってあって「彼女は大事にされているんだなぁ」と不意に自分が惨めに思えたこともありましたが、それでも雛祭りは可愛くて好きでした。

ひなあられの色の印象を描いてみようとしたのですが、このイラスト、見ようによってはカビに見えるかも。カビもいろんな色があってきれいに見えることもありますね。