フードエンポリウムというスーパーは毎週火曜日がシニアディスカウントデーになっています。55歳以上の人が20ドル以上の買物をすると5％割引があります。一年ほど前、そんなことは知らずにボーッとレジに立っていたらキャッシャーが「あ、シニアディスカウント」と言って勝手に割引してくれたのです。「ウハ、私もシニアに見えるようになったんだなぁ」と、割引は嬉しかったけれど悲壮な気持にもなりました。それから火曜日にはいつもデスカウントを頼むと、その度キャッシャーは何にも言わずに割引してくれていました。
それできょうも火曜日なのでディスカウントを頼むと、キャッシャーの若い女の子が「あんたがシニアー！？」と私の顔を覗き込むようにするのです。「そう」と言ってIDカードを見せると納得して割引してくれました。でも、嬉しかったなぁ。シニアに見えなかったんだぁ。一年前より更に太ってホッペがプックリ膨らんだので若くみえたのかなぁ。
義母が90歳になっても若く見られるのが嬉しかったようで「とても90歳に見えない」と言われると喜んでました。「いい年をして、悲しいな」などと思ったりしてしまった私ですが、自分も同じことで喜ぶオババになっていることに気がつきました。
