ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ガリシアの旅のあと ー 雑感その他

● 旅の後始末

繰り返すようですが、今回の旅ほどマーフィズローを嫌ッというほど味わったことはありません。いままで国内外を旅してきましたが、これほどまでに次から次へと予定外の支障に見舞われたのは初めてです。さらに、キャンセルや変更がその場でできなかったことで、キャンセル料やペナルティなど、特にレンタカーは予約時に10日分全額前払いしており、丸損になる恐れもあるので、旅が終わってもまだ気が許せません。

私たちの旅行は何か月も前から計画し、各地の様子、地形、見どころなどを調べ、日程に沿って予約を入れ、万全の準備をします。いままで大きな支障もなくスムーズに旅が出来ていたため、ほんの少し油断したのが祟りました。乗り継ぎ時間を充分に取ることを今回の苦い経験から学びました。

 

 ● トイレの清潔度アンケートマシン

f:id:nykanjin:20190109091314j:plain

さて、旅の中でちょっと面白いと思ったのがコレ。

スペインやドイツの空港のトイレの出入口に置いてありました。多分EUの国の空港のトイレはどこでも設置してあるものだと思います。

トイレから出てくると「トイレは清潔でしたか?」という質問が目に飛び込んできます。4段階のボタンを押すようになっていてカラフルで可愛らしい。

最初、これはいいかもと思ったのですが、世の中は良心的な人ばかりではないので、ふざけた人が清潔なのに悪いボタンを押すかも知れないと考え直しました。その内、姿を消す機器だと思います。


● 欧州の(電源)プラグ

f:id:nykanjin:20190109095039j:plainEUの国のプラグは同型なのですが、スイスはEUメンバーでないため少し違っていました。三つ穴形で菱形。私たちの持っているEUプラグは二つ穴で長方形。

ホテルのスタッフには「EUのプラグなら使えるはずですよ」と言われたのですが、確かに穴の形は同型の丸型なので三つ穴に二つ穴を差し込むことはできそうなのですが、プラスチックの部分がホンのちょっと角につかえて奥にピタリと入らないのです。ホテルにはUS vs Swissのプラグはなく EU vs Swissならありましたので、それを借りて、USプラグにEUプラグを差し込み、それをSwissプラグに差し込んで使いました。

 

● スペインとの相性

今までの欧州の旅では、私にとってポルトガルが文化も建物も人も料理も最高に良かったです。できれば住みたいくらいでした。フランスの片田舎も優しくて良かったです。それに比べてスペインのガリシアはイマイチでした。そう言えば、以前旅したマドリッドやアンダルシア地方もイマイチだったような。ま、人それぞれ相性があって、私はスペインとの相性が良くないのかも知れません。

 

● Ourense 現象

Ourense の水か空気か食べ物かは分からないのですが、どうも私にあわなかったようで、そこにいる間に、右頬に吹き出物が1つ出来、2つ出来、3つ出来と、ブツブツ出てきたのです。今まで旅先で吹き出物などでた記憶がないので、これは確かに Ourense の何かが私に合わないのだと感じました。たまたま持ってきていたビタミンCを二日ほど続けて飲んだら、幸い悪化せず治ってきました。

 

● やはり美味しいガリシア料理

f:id:nykanjin:20190109092406j:plain

とは言え、ガリシア料理はどこでも美味しかったです。ガリシア風タコ料理は毎日のように食べました。柔らかくシンプルで香辛料とオリーブ油が嬉しい。去年からアルコールを飲むと酷い偏頭痛が始まる私はワインは飲めません。相棒のワインをちょっと味見する程度にしています。好きなスパニッシュワインが飲めないのは残念無念でございました。

その代わり、美味しいカフェコンレチェとコルタードを毎日楽しみました。ミルクたっぷりのカフェコンレチェは朝食と午後のお茶の時、ミルク少なめのコルタードは夕食後。同じコーヒーでミルクの量が違うだけ。簡単に図にするとこんな感じ。

f:id:nykanjin:20190109093304j:plain