ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

キャピタルリーフ (Capital Reef) 国立公園 ⑤ ブッチキャシディの生家

映画ファンなら Butch Cassidy and the Sundance Kid (1969)という映画をご存知かもしれません。銀行強盗で悪名を上げたブッチキャシディが生まれたのはこんな小さな家です。19世紀の終わりの一家は皆子供の数が多かったようで、これで両親と子供13人ほどが暮らしたと言うことです。ブッチ君が飛び出した気持も分かるような気がします。

ブッチ君と呼びましたが、本名は Robert LeRoy Parker と言うそうで、ボブ君と呼ぶ方がいいのかも知れません。それにしてもユタ州のモルモン教徒の家に生まれながら銀行強盗をやらかす悪人になるとは、私には信じがたい話であります。

この他にも別の個所に、同じように小さな家がそのまま残されていました。この土地を最初に開発したベフニン(Behunin)という一家の家です。ベフニン氏が自分で建てたそうですが、乾燥土レンガでしっかりと造られており、屋根も特殊な土を混合して出来ており、風雨に耐えられるようになっていました。

ベフニン夫婦も14人ほどの子持ちで、こんな小さな家でどのように暮らしていたのかと思います。小さな子供と夫婦は家の中で寝て、少し大きくなった子供たちは裏の洞穴やワゴンの中で寝たということです。

つづく…