フォーチュンクッキー

占いを信じることはありませんが、あたるとその「偶然」に感心することはあります。

若い頃の私はご多分にもれず占星術に傾いていたことがあります。「当たってはいないなぁ」と思いながらも占いをみて楽しんでいました。しかし、今になって振り返ってみると、かなり当たっていたことが分かります。あの頃、自分で気が付いていなかった自分の二面性、私に適した職業など、信じていれば良かったと思うほどです。

性格については、正反対の二面性に悩むとあり、若い私は「そんなこたぁない」と鼻でくくっていました。しかし、物凄く善良で暖かい面とかなり冷めた面を持っている自分に困惑していることに気が付いたのはホンの最近。

職業は、絵描き、看護婦、美容師など自分の技量で人を喜ばせる職が適しているとあったのですが、あの頃の私は事務職ばかりしていて、それがまったく自分に適していなかったことに後になって気が付きました。髪型や化粧で人を美しくする美容師になっていれば満足する日もあって楽しかっただろうと今になって思います。

結婚については「海のサイン、つまり魚座、蟹座、蠍座の人に出会えば、人生最良の伴侶、心から理解してくれる伴侶がみつかる」とあり、私なんかを理解してくれる人がいるもんか、と思っていました...が、相棒は蠍座。当たってました。

さて、半年ほど前、相棒のフォーチュンクッキー(笑)に「ことしは古い友人が多く訪ねて来る」と書かれていたことを思い出しました。そして偶然今年は、ずっと会っていなかった友人数人から相棒に連絡がありました。

何十年も会っていないダラスに住む同級生からEメールがあり、その友がわざわざNYまで会いに来てくれたり、やはり何十年も会っていないカリフォルニアに住む大学時代の友人からEメールがあり、それからずっとメールが続いたり、一昨日は二十年以上も会っていないコロラドに住む幼馴染みから電話があり、NYに来るので会いたいと連絡してきたのです。

相棒の人柄を懐かしむ古い友人が多いのには感心します。そして何十年も会っていないのに、まるできのうも会っていたかのように気心知れた話し方をするのに驚かされます。コロラドの幼馴染と相棒は、溜まった話が留まるところを知らず、ずっと話しっぱなしで、会合場所にしたレストランのウェイターさんから「も、もう閉店です」と静かに告知されて、やっと席を立つという具合でした。