ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

間際のキャンセル騒動(2)

ホテルの間際のキャンセルについてやっと事情が分かりました。

私たちは、あまりに妙なキャンセルの話に、最初はエージェントがミスったのをホテルのせいにしているのではないかと疑ってしまっていました。エージェントはその後ホテルと連絡して事情を訊き、私たちに「ホテルがオーバーブックしてしまった」と説明してきました。エアラインじゃあるまいしホテルがオーバーブックするかい?!と思ったものです。

相棒は弁護士ということもあって、事実を明確にするために何度もホテルにメールを入れて「ホテルがオーバーブックした」というエージェントの言い分が正しいのか否か事情を訊ねました。ホテルはなかなか返事をくれませんでしたが、何度目かの相棒のメールにやっと返信がありました。

実際にはホテル側がウソをついていました。ホテルは最初エージェントに「客が直接キャンセルしてきた」と事実と違うことを伝えたのです。エージェントは賢明にもホテルの言葉を鵜呑みにせず、私たちに確認するため、あの夜中のメールをしてきたのです。ホテルの言い分が正しければ、勝手にキャンセルした私たちに非があり、前払い料金は丸々取られてしまうことになります。ホテルの態度は誠意がなく、まるで詐欺と同じようなことをしたわけです。

ホテルのキャンセルの経緯はこうです:

ホテルが使用している予約用のプログラムサイトで問題が起き、料金の変換をする前の状態で、多数の予約がエージェントを通して入れられてしまった。大晦日を挟んだ日の料金はディナー込みで通常料金の5~6倍の金額で予約を受けている。通常料金の予約は受け付けない。

なんじゃ、それなら「客がキャンセルした」などとウソつかず最初からそう説明してくれればよかったのです。プログラマーが悪いのか、ホテル側の変換処置が遅かったのか、そこまでは分りませんが、このホテル、まったく誠意が感じられません。ミスが分かった時点でもっと早く連絡してくれれば、私たちも対応が楽だったと思うのです。こんなイヤらしいホテル 宿泊しなくて良かったと思います。

[ 上記を書いたあとで、ホテルではなくホテルの予約サイトの Hotelbedsという仲介サイトが悪の根源であったということが分りました。私たちのエージェントにウソをついたのもホテルでなく Hotelbeds かも知れません。私たちの予約はエージェントがこのHotelbedsを通して予約したものと思われます。つまり仲介を二度通したことになります。こりゃダメに決まってます。Hotelbeds=悪の根源、皆さまくれぐれもこの仲介サイトは使わないようお気をつけ下さい。]

エージェントは代わりのホテルの用意があると言っているのですが、仲立ちを入れると様子がわからなくなるので、もう自分たちで探して直接予約しようと思っています。

さて、いまから年末に空室のあるホテルなんか見つかるんでしょうかしらん。