ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

5月最後のセントラルパーク

きょう日曜日は実に良い天気でした。澄んだ青い空、透き通るように輝く白い雲、湿気もなく気温は20℃ぐらい、公園の青々とした木々は日差しを遮って人々に安らぎの陰を与えていました。

セントラルパークを散歩していると、ジャズバンドのクールなトランペットが聞えてきました。「あ、あのバンドが戻ってきた!」と私は足早に近づいて、相棒と一緒に演奏している傍のベンチに座ってしばらく聴いていました。バンドの名前も知らないのですが、トランペット奏者は日本人のようです。この人、凄くいい音出します。以前は週末によく演奏していましたが、武漢コロナで暫く姿を見せませんでした。また聴けるようになったようで嬉しいです。

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それからまた少し歩くと、いつもは馬車の停車場になっている広場に、きょうはパトカーが止まっていました。そして騎馬警官の馬が駐車している車に乗っていました。

車のドアがあいていて黒毛の馬が顔を出していました。私は通り過ぎる時に挨拶したら馬が首を何度も縦に振って挨拶をしてくれました。なんて愛想のいい馬なんでしょ。

 

池の方へ行くと、土手に数羽のカナディアンギースが草をついばんでいるのが見えました。

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近づいてみると、赤ちゃんギースが2羽いました。まだ産毛のような薄茶色の羽毛でとても可愛かったです。通り過ぎる人たちも皆カワイイと言って写真を撮ってました。

そこを過ぎて五番街に近いモデルボートを浮かべる池まできました。もちろんモデルボートは一隻も浮かんでいません。その池の周りのベンチでまた一休み。空を見るとあまりにも美しいので写真を撮りました。まったく何ということもない空と雲と緑の木々と池の水なのですが、美しいなぁと強く感じました。武漢コロナの空騒ぎのせいでしょうか、静かで凛とした景色が人間のバカさ加減を諭しているように思えました。

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