ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

フィービーの2回目産卵と新しい巣

数週間前、相棒が先に気が付いたのですが、フィービーが2つ目の巣を作っていたのです。最初の巣はパティオの出入口のドアに近い梁の上にあるのですが、新しい巣はドアから離れた所に作られていました。最初のヒナたちが巣立っていったのでまた産卵したようです。ただ、なぜ同じ巣を利用しないのかと思いました。

最初の卵は確か4つ。私が巣の中のヒナの様子を辛うじて写真に撮った時はもう大きく育っている姿が3羽確認できたのですが、多分4羽目は写真に写っていないだけなのだろうと推察していました。

私は小鳥は既存の巣を再利用すると思っていました。というのも去年フィービーが同じ巣で2回目の産卵をしたからです。しかし2回目産卵で孵ったヒナは成鳥せず全部○んでしまいました。理由は分かりません。フィービー夫婦が巣を放棄してやって来なくなったので私が巣の処理をするハメになり、とても気が重かったです。

今回2回目産卵で1回目の巣があるのに新しく巣を作ったということは元の巣が使えない...もしかしたら育たなかったヒナが残っているかも知れないという考えが浮かびました。

巣は私が覗くことの出来ない高さにあるので梯子にのって携帯を掲げてメクラ滅法で写真を撮るしかありません。気の進まないままに元の巣の中の写真を撮ってみました。すると卵が1つ残っていました。一回目の産卵で孵化しなかった卵なのかも知れません。ヒナがいなかったのでホッとしました。

 

新しい巣の写真もやっとこさっとこ撮ってみると卵が2つありました。元の巣の卵は見放されたのでしょうか? それともヒナが育つと巣が小さ過ぎてギュウギュウなので2つに分けて育てようとしているのか? 

これから少し様子を見て、もし元の巣の卵がそのままだったら処理しないとなりません。ヒナでなく卵のままであることが私にとって少し救いです。

ウェブで調べると、殆どの鳥は古巣を再利用することはないそうです。

『鳥のおもしろ行動学(図解雑学)』のp.96にも、「雛を育てて巣立ちが終わると、その巣は捨てられるのです。」とある。

と書いてありました。巣に細菌やダニなどの虫がいることもあるそうなので古巣は処理した方がいいかも知れません。