ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

アーチーズ国立公園の旅(2)小さな町モアブ

モアブ近くに来ると、まるで要塞のような赤岩が聳え迫ってきました。

そのあと今度は物凄い迫力の岩山が目の前に現れ、思わずウワッと声を上げてしまいました。後で分かったのですが、これはアーチーズ国立公園の一部でハイウェイから眺められるようです。

 

こんな凄い岩が聳える先のモアブとはどんな町なのかと思ったのですが、いたって普通の小さい町でした。

町の写真はあまり撮らなかったのでこのありきたりの風景一枚貼っときます。

  

 

 

レストランなどは風通しよく、テラス風になっている所が多かったです。私たちが入ったところもテラス風で、写真で分かるように冷たいミスト(水滴、霧)で外気の暑さを遮っていて気持良かったです。

自宅のパテオにもミスト噴射カーテンが欲しくなりました。

 

 

特に目立ったことと言えば、どこを見てもレンタルのマウンテンバギーがズラーッと並んでいること。これに乗って岩山を走ってみたい気になりました(笑)。

 

 

 

町のレストランは安い所でも皆そこそこに美味しい店ばかりでした。中近東料理屋が1軒あってフムスとファラフルがとても美味しくて、こんな店が私たちの住む町にもあったらなぁと思いました。(自宅近くにある中近東料理屋は味がインチキで2度と食べる気がしないのです。)

さて、モアブの町の外れにあるホテルに泊まったのですが、ホテルの部屋のこのサインとボロタオルが非常に興味深かったです。

ちょっと黒ずんだ使い古しのフェイシャルタオルが机の上に積まれていました。ボロといってもちゃんと洗濯してあるタオルです。ただもうフェイシャルタオルとして風呂で使うにはチョット古過ぎるか、心無い宿泊客が泥を拭いたりしたようなものは使えないので、こうやってリサイクル利用しているのだと思います。靴や自転車の泥をきれいなフェイシャルタオルで拭き取るような客もいるようなので、事前にソレ用に用意しておけば、きれいなタオルを泥だらけにされるのを避けることができます。グッドアイデアだと思いました。そして『こんな機転の利くことを考えるのは西洋人ではないな。このホテルのオーナーは日本人かしら』などと思いました。その後、フロントにいたのが地元のインディアンらしき女性だったので合点がいきました。インディアンなら日本人に似た考え方をするかも知れません。

つづく