ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

週末のミッドタウン

日中はまだ暑い日が続いていますが、ここ2週間ほど朝晩に冷えを感じるようになりました。気付くと9月も上旬の末、秋分は2週間もせずにやってくるのだから冷えを感じるのも当たり前。

一昨日土曜日のマンハッタンは恐ろしく渋滞していました。ビレッジまでバスに乗ったのですが、いつもなら混雑していても1時間もかからない7番街、その日は2時間かかっても目的地に着けません。タイムズスクエアの交差点では信号が青に変わってもバスは動けず、そこに30分以上立ち往生していました。やっと動いてもまた止まり、少し動いてはまた止まり。

何か催物でもあるのかしらん。バスの窓から右横をみると前輪が2つで後輪が1つという妙な形の車がまるでパレードのように何台も連なってバイクのようにブルンブルン言いながら進んでいました。渋滞はこれのせいかとも考えましたが、どうもそうではないようです。先の方で赤白青三色の光がピカピカしているので事故でもあったのかも知れません。

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タイムズスクエアの治安は益々悪くなっているのに、大きなLEDスクリーンがアチコチに画面をギラギラさせて昔のラスベガスさながらなので人々は集まってきてしまうようですが私は絶対に歩いては通りたくない所です。バスに乗っていても気分が悪くなります。ブロードウェイの劇場も昔の華やかさはなく、どこも小汚く、ネズミがウロチョロしてます。市長が変わると市内はこうも堕落していくものかと驚きます。

 

 

 

Ága 観ました

Ága

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どこまでも広く一面に白い雪が積もり、どこが地面でどこが水面か区別もつかない、一年中雪と氷に閉ざされたツンドラ地帯にポツンと1つだけ身窄(みすぼ)らしいユルト(小屋)があり、そこに老いたヤクート(サハ)族の夫婦が1匹の犬と住んでいるという設定。

セリフはヤクート(サハ)語。二人の間の会話も少なく、時々交わされる言葉は静かで詩を読んでいるかのようです。それでも夫婦仲の良さは感じ取れます。エスキモーの昔のままの自給自足生活で、老人は毎日食料のための狩を試みますが、若い時のようにはいかず、獲物がないまま帰宅することが多くなります。

夫婦の一人娘 Ága は老いた両親を残してどこかへ働きに出たまま戻らないという背景が語られ、老いの切なさ悲しさが目いっぱい広がるシーンが続きます。最後に出てくるÁga役の女性の言葉なき演技が真に迫っていて貰い泣きしました。

初め、タイトルは主人公の老人の名前 Nanouk だったらしいですが、米国での公開では出番は少ないがストーリーの中で気になる娘の名に変更したようです。

裏庭のヒマワリ

ウッドストックの宿の裏庭はステキでした。川が流れていて、昼間は雁が泳いでいて、夜は星空を眺められて、こんな裏庭のある家に住んだらいいだろううなぁと思ったりしました。チラホラと野の花も咲いていました。

印象に残った景色をマウスで描いてみました。裏庭にはヒマワリはありませんでしたが、町にはヒマワリがアチコチにありました。

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ハリケーンドリアン

NY市、朝から空がドンヨリしています。ハリケーンはまだやってきていないのですが、低気圧の影響が多少あるのでしょうか。

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今、ハリケーン ドリアンはNY市から1200kmほど南のサウスカロライナを襲っています。

サウスカロライナは私たち夫婦の好きな所です。チャーミングな町チャールストン、南部の雰囲気満載のサバンナ、そして何よりも秘密のリゾート、キアワアイランドのある州なのです。

現在、そのキアワを直撃しているようなので相棒も心配していました。最近はキアワを訪れていないのですが、数年前、ゴルフ場でワニを追いかけた思い出の場所です。ここにいるワニたちは大人しいアリゲーターで残虐なクロコダイルとは違います。

どうか被害が軽くすみますように🤞🤞

レイバーデー休日 ⑦アルパカ

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ウッドストックの町を少し離れた所にあるマーケットモールに行ってみたら、モールの横に空地があり、そこになぜかアルパカが数頭飼われていました。白黒茶といろいろな毛色のアルパカがいました。柵の前に餌を売る箱があり、25セント玉をいれると片手に収まるほど少しだけドライな餌がでてきました。まだ子供のようなアルパカが餌をみると顔を近づけてきます。手から舐めて食べるためくすぐったくて堪りませんでした。

白いアルパカが急に妙な恰好をし出して、何かと思ったら後足で体を掻き始めました。ずいぶん器用で和らかな身体をしています。

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頭上と耳だけが黒くて体がグレーの珍しい色のラマの子もいました。餌を食べたくて舌をペロッと出してます。ラマは1頭だけらしく、この子は他のアルパカとは離れた所にいました。

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思いもよらず、いろいろな動物に触れることが出来た旅でした。おわり。

レイバーデー休日 ⑥花の町

ウッドストックは緑が多く、空気が美味しい町。この町のガーデンクラブという団体が町のあちこちに花の鉢を置いていて、色とりどりの花が町を飾り、とても綺麗でした。(↑町と言う単語の使い過ぎで稚拙な文章)

 ↓この色鮮やかな花の花壇は靴屋さんのショーウィンドウの前にありました。

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↓これは見事な柏葉アジサイ、というよりピラミッドアジサイと言った方がいいのかな。見事に花全部がピラミッドのように上を向いてピンピン元気です。淡いピンク色がとても目を惹きます。私が写真を撮っていたら、通りがかりの女性が「ホントに美しい花よねぇ。とても珍しい色だわ」と声をかけて行きました。

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これは花ではありませんが、梨色の実がゴツゴツしていて気になりました。

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 この白いアジサイにはたくさんのクマンバチが蜜を集めていました。黒くみえるのがソレです。

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 町には色鮮やかな赤やオレンジのダリアが咲き乱れていました。これは淡いピンクのダリアで、隣の花の紫との色合いが良かったです。

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どの建物の周りにもこんな感じで花が植わっています。

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中でも目を奪われたのがこの窓の下のアレンジ。パーフェクト!

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ヒマワリもアチコチにありましたが、このオレンジ色のヒマワリは初めて見ました。

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まだまだ色々な花がありましたが、きりがないのでこれでお終いにします。

 

レイバーデー休日 ⑤リンゴの木の町

ウッドストックの町を歩いていたら、川にリンゴがたくさん落ちていました。

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川べりにあるリンゴの木から実が川に落ちているらしいのです。

気が付くと町や農場のアチコチにリンゴの木があり、その実が下にたくさん落ちていました。拾う人は誰もいません。

草むらにゴロゴロ落ちているリンゴはニューヨークの店で売られているものと変わらぬ大きさです。それを拾う人もいないなんて、心豊かな土地だなぁと思いました。

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私が日本にいた頃『バーモント州は長寿の人が多く、それは州の産物のリンゴとハチミツのおかげです。その2つの産物を材料にしたカレーがバーモントカレー』というコマーシャルがあったことを思い出しました。

 

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 食用のリンゴだけでなく、クラブアップルというサクランボほどの大きさの実のリンゴの木もあちこちにありました。春にはきれいな花が咲いて目を楽しませてくれるんだろうと思います。