ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 心配な相棒

おとといの土曜日、車検に行きました。今までは、自宅から5分のところにホンダのデイーラーがあったので非常に楽でしたが、2年ほど前、そのデイーラーが閉店してしまい、代りのデイーラーはイーストリバーを越えたクイーンズまで行かなければならなくなりました。普段、時間の取れない相棒は、この2年ほどは仕方なく近くのオートショップで車検をしていましたが、今年、やっとホンダのデイーラーに予約をとり、苦手な早朝にクイーンズまで出かけることになりました。

あまり行きつけない所なので、迷っても仕方がないのですが、今まではそれほど迷うことのなかった相棒が、最近は逆方向へ行くようなことを時々します。この朝も、方向音痴な私でさえアレッ変だなと思う方向へ行くのです。案の定、暫くして『あ、逆だった』などと言って戻り始める相棒です。

きのうの父の日、ロングアイランドにある父親の墓参りを終え、食事をして帰る時、相棒のよく知るレストランの駐車場なのに、やはり逆方向へ出て行こうとするのです。相棒は一瞬、どこにいるか分からなくなるのではないか、と私は心配です。いつも安全運転で、とても慎重に右左を見て車を出す相棒なのですが、きのうは私が『アッ車』と左からやって来る車のことを注意するまで気が付かなかったりするのは、要注意かもしれません。

20年ほど前、イスラエルに行った時、小さな国の北から南までドライブしたのですが、一度も道を間違えず運転する相棒に『凄い人だなあ』と感心したものでした。何しろ物事は間違えないよう完璧にする人でした。それが、最近、私でも間違えないだろう所を逆方向に行こうとするのです。相棒はまだ50代です。衰えるには早過ぎます。

ストレスなのかなあ? 最近は仕事だけでなく、母親のための病院や家内看護の手続で書類や電話連絡に時間を費やし睡眠時間が極端に減っている相棒です。肥満も心配です。私たちは夫婦揃って肥満体(笑)っと笑っている場合じゃないですね。肥満が嵩じると脳もやられます。相棒の脳血管が脆くなってしまったら大変じゃ。一度、脳神経科に行って診てもらうよう相棒に言おうかなあ。