ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

変わりチラシ

昨日の夜、12時半頃、相棒が車から「戻ったよ」と電話をしてきました。自宅に着いたのは午前1時過ぎ。用意しておいた約束の夜食はサーモン燻製と蟹肉の「変わりチラシ」。蟹は缶詰なので私としてはかなり手抜きしました。ブルークラブという痩せ蟹の缶詰なので安いです。白米は私たちには毒(笑)なので、丸麦とアマランスの混ぜ飯を炊いて、その上に、多目に刻み葱を混ぜた蟹肉とサーモンを並べた丼です。相棒は美味しいと喜んでました。

出張目的のミーティングでは調停人を中にして何とか妥協線にもっていくことが出来たようです。ニューヨークでは、まるで宿敵と対しているような態度の弁護士ばかりなのに、オマハ(出張先)に行ったら、相手側の弁護士がニコニコしていたのでカルチャーショックにあった、と相棒が言っていました。

私が日本からニューヨークにやって来た時もカルチャーショックを受けました。私は知らない人にもニコニコしている方なのですが、それがこちらの人には解(げ)せなかったようです。こちらの人がよく知らなくてもニコニコする時は、何かしてもらいたいという下心がある時だけらしいのです。私は私で「皆なんて無愛想なんだろう。敵意のある顔して対応する人が多いなあ」と思っていました。優しくしてると利用されることが多いこの都市では、敵意のある顔をしていた方が安全なのだと分かるまでに時間がかかりました。そして、出来なくても出来るような顔しています。出来ないと思われると損をすることが多いのです。だから、私が謙遜して「出来ない」などと言うと、ほんとに全く出来ないと思われました。

カルチャーショックばかりのニューヨークで、相棒のように日本の心をこよなく愛する人に出会いました。逆カルチャーショック(笑)。