このレイバーデーの休日に4日間ほどNYを離れたのですが、保守派とレフティストの雲泥の差を見せつけられた思いがしました。
先週末から私たちはNYから飛行機で西へ5時間ほどの保守派の州にある小さな町を訪れました。その町はチリ一つ見当たらず、浮浪者、ホームレスもうろついておらず、人々は礼儀正しく、車も道の譲り合いをするほど文化的で、NY市から来た私たちはカルチャーショックに見舞われた思いでした。
もちろん、その町ではマスクなんかしていません。普通に生活しています。その正常な様子をみても、レフティスト政府のコロナ戦略に操られ、必要以上にマスクをしたり、店の外に列を作って客を待たせたり、街中にPCR検査の出店が出来たり、レストランに入るのにワクチン証明が必要となったり、NY市を含むレフティストの街はいかに愚かに踊らされているか改めて認識させられました。
レフティストのストレスから解放されてホッとする4日間でしたが、NYに戻り、空港に着いた途端、次々と低俗極まりないレフティストの有様にぶつかり、ストレスがぶり返しました。もう笑いたくなるほどの違いです。
まず、私のために相棒が出口のドアを開けてくれたのですが、相棒をドアマン扱いする若者が通り過ぎ、サンキューの一言もありません。呆れて顔をジッと見てしまいましたが若者はシラッとしてました。その若者、私と同じアジア人だったのが残念。NY市にはトラストファンドキッズと呼ばれる超金持(中国人、韓国人、その他小国の)親を持つ三世たちがいます。一世二世と苦労した親たちが築いた億単位の資産をもらって何の苦労もなく暮らし、意識的無意識的に自分たちは特権階級であると思っている連中。礼儀正しい三世もいると思いますが少数派です。
さて、空港の車の待合場所ではたくさんの人と車がひしめきあっています。特にJFKは悪名高き混雑ぶりで待つ人たちはイライラしています。この夜10時過ぎても混雑治まらず、一人のウーバー運転手が凄い勢いでジダンダ踏んで、手に持った携帯に向かって怒鳴り出しました。そしてその後も拳を振り上げFワードを連発していました。女性の乗客が遅れているらしく、やっと来たその女性を乱暴に扱って「サッサと乗りやがれ!」と怒鳴っていました。客と運転手のどちらが悪いのか分かりませんが、それにしても凄い剣幕で怒鳴り散らす運転手に女性客は恐れおののいて乗ることを拒否しました。運転手は益々怒って、女性客を無理やり押し込もうとしますが、女性客はキャリーバックを車の外に置いたまま運転手から逃げて行きました。乗客は全部で女性3人だったらしく、先に乗って待っていた2人の女性も降りてしまい、運転手は客の荷物を蹴とばしていました。先に逃げた女性が警察を呼んだようで暫くしてパトカーがやってきましたが、運転手はとっくの昔に車で去っていました。私たちは予約していたカーサービスの車が1時間経っても来ないので、その間、この恐ろしく低俗な状況を一部始終見ていたわけです。
私たちのカーサービスはと言うと、もちろん時間指定して予約してあるのにも関わらず「混雑しているしJFKの渋滞が酷いので車は20~30分かかる」と言うのです。混雑も渋滞も最初から分かっていることなので言い訳にはなりません。しかし他に帰る手だてもないので、仕方なく待っていました。30分経っても来ないので相棒が再度電話で問い合わせるとまた「さらに20分かかる」と言うのです。相棒は少し立腹して「予約していたのに40分もかかるのか。車のID番号を教えてくれ」と車の番号を貰いました。しかしまた20分経っても来ないのでまた電話すると「車はピックアップのアサインを拒否した」と言うのです。相棒がもう立腹隠せず声高に怒りを表しますとやっと車を回してくれました。相棒は「連中は優しくしているとつけあがって客を愚弄するので怒って脅さないとサービスが受けられない」とNY市の低俗さを知り尽くした弁護士ならではの見解を言います。日本人気質が抜けない私にはとても真似できないことです。
車に乗ってから、今度は渋滞に次ぐ渋滞。これも訪れていた小さな町とは違います。小さな町は渋滞などなくスイスイ車が走り、イライラなどありません。
ただ、今回の運転手さんは熟練した人で道をよく知っており、特にイライラせずに自宅につけたことは幸運でした。NY市では稀にみる仕事の出来る運転手さんだなと思って乗っていたら、カーサービスのマネジャーから運転手さんに連絡が入り「この後、ボストンへ行く客を受けて欲しいんだ。君しか頼める人いないし、出来る人もいない」と言ってきました。もう夜中の12時近い時刻に車で片道5時間の所へ行く人がいるんだぁ、と呆れました。