週末、夜、リンカーンセンターの前を通ったら例の噴水が虹色に照し出されていました。
バレーやらオペラやらの「芸術」関係者は LGBT を支援する意味で虹色の光を照らしだしたようです。
私は気が付かなかったのですがリンカーンセンターでは既に去年からこの照明を始めていたそうです。
LGBTというのは lesbian, gay, bisexual, and transgender の略だそうです。レズビアンやゲイという言葉は日本語にもなっていますが、バイセクシャルとトランスジェンダーもそうなのでしょうか。バイ…は男女どちらも恋人OK、トランス…は女装する男性または男装する女性のこと。トランス…の場合、ゲイではないけれど女装するという人も含まれるようです。こんな風に多種多様でカラフルなので七色の虹がLGBTのシンボルになったようです。
最近になって米国でホモセクシュアルのことを前面に出すようなことをやり始めましたが、日本では昔から当たり前のようにそんなことはあって、戦場に長くいる武将とかお寺の偉い偉い坊さんだとか、ただ口に出さねど「そういうもんだ」と寛大な日本人は思っていたようです。
欧米で今「ホモを誇る」とか騒ぐので「なんや今頃何言うてんや」と思いますが、キリスト教が主な欧米では少し前までホモ行為は違法であって見つかれば逮捕されましたので (英国ではオスカーワイルドがソレが理由で牢獄に入れられました)、過去にやり過ぎたことに対しての反動みたいなもののようです。しかし「「恥じるな、隠れるな」ならまだしも「誇れ」とか、米国って何でも度が過ぎて意味不明になるので困ります。
ま、リンカーンセンターの噴水の虹の照明は綺麗だから、何が理由であれ、いいです。
