ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

スプリンクラーの修繕

新居の周りには細切れの庭があります。玄関前の芝生の庭、ガレージ前の芝生の庭、裏のパテオの前の芝生の庭。

ガレージ前の庭は隣の庭と地続きになっています。そして、隣の家では芝生でなく小石を引き詰めた庭にするため新規工事を始めていました。工事途中で、私たちの芝生の庭と小石の庭の境が直線的に仕切られてチグハグな感じなので、私たちの庭もまとめて小石を敷き詰めたいと隣人が言ってきました。工事の費用は隣が持つそうです。かなり裕福な隣人のようなので、まとめて小石を敷き詰めてもらうことにしました。芝生は手入れが悪いと枯れて見すぼらしくなるのに対し、綺麗なローズ色の小石を敷き詰めた庭はモダンに見えます。

さて、今朝9時ごろドアベルが鳴ったのでボサボサ頭で出て見ると庭師だという若者が立っていました。「前庭のスプリンクラーが洩れているので修理するようボス(親方)に言われました。スプリンクラーのバルブの場所へ案内して下さい。それから調整用バルブは地面の上に出ていなければ違法なので、それも修正します」というのです。

バルブが洩れているという話も聞いてないし、バルブを修理するという連絡も入っていませんでしたので「漏れているのかどうかも知らないので、またにしてくれ」と一旦断りました。

暫くするとまたベルがなり、先ほどの若者が「やはり漏れています」と言ってきました。庭師なのでどこにバルブがあるか分かったようです。相棒が若者に付いていくと玄関前の庭の端にあるバルブが洩れていたそうです。それで修理してもらうことにしました。またバルブの近くに設置されている調整バルブが地面に埋もれているので地上に出すようにする必要があるのでそれも修理が必要と分かりました。

バルブは全部で6本で1本100ドルなのだそうです。調整バルブはもっと高く、さらに部品代や労働費など含めて大きな出費となりました。若者の「ボス」が私たちに前もって連絡することをしなかったのがチト気になります。先住民はどうせ引越すので修理しなかったものと思われますが、そのこともあって言い辛かったのかも知れません。

修理後、スプリンクラーが飛び出してきたので、芝生への水やりが気になっていた私はホッとしました。パティオ前の庭の芝生は白茶けて枯れてきていたのです。水漏れでスプリンクラーが作動していなかったため枯れてしまったようです。しかし水を上げれば緑色に復活するのかどうか分かりません。もしダメなら芝生を植え替えなければならないかも知れません。それなら隣みたいに小石で敷き詰めた方が経済的でいいかも知れません。スプリンクラーの修繕費は馬鹿にならないと知りましたから。

これを書きながら、こんな話を興味を持って読む人はいないな、と思いました。ま、ここは私の個人日記様なものだから、いつもこんなモンです。