ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

フィービーママの気持

誤解する時はいいように解釈した方がいいです。例えそれが間違っていても気持をよくしている方がいい。

今朝、パティオの鉢に水をやりに出たら、フィービーママが例の如く私の頭の上で羽をバタッとさせて近くのチムニアの上に止まってこちらを見てました。ピ~ロと鳴くので私もピ~ロと口笛で返事をしました。

ふと気が付くと、パティオのドアの下に綺麗なセミが落ちていました。ひっくり返っていましたが息があるようで足が動いていました。小さめで白っぽい体に透き通った綺麗な透明の羽、もしかしたら土から出て来たばかりなのかも知れません。地上では2週間も生きていない短い命なのに土から出て来た途端に襲われたのか...。

そしてハッとしました。犬や猫が飼い主に「プレゼント」を持ってくる話はよく聞きます。このフィービーママは、作り物の鳥の横に巣を作るほどの頭の持ち主です。そしてまるで人間と同等の魂があるかのように自分のヒナたちが巣からいなくなると必死で探し回るのです。その姿に涙ぐんでしまうほどでした。そのフィービーママが私にプレゼントをしてくれたのかも知れないと思ったのです。最近暑いので小さな入れ物の水を毎日替えているだけですので、そんなことに感謝する鳥などいないとは思います。

考え過ぎだと思う人が大半でしょう。私も半信半疑ではありますが、そんな気のいい考えが頭を横切ったのでございますよ。そして勝手にそう思うことにしたのでございますよ。