ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

例の小リス

きょうは911襲撃21年目の記念日です。もう21年も経ったのかと思います。この事件だけは思いもよらないことで、NY市という現場にいた身でありながらまるで映画のシーンを見るような思いでした。

それからテロリストの取締りが厳しくなり、飛行機に乗る前の検査がバカバカしいほど厳重になり、旅行がしづらくなりました。この時ほど政府の不甲斐なさを嘆いたことはありません。しかしコロナ禍の今思うと、あの頃から政府は一般市民をコントロールする伏線を敷いていたのかも知れません。

もうあまりあの時のことを考えるのは止めにして、今のことを考えまひょう。

さて、最近ハミングバードを見かけなくなりました。ネクターの減りも少なく、作っても張合いがないです。たまに1羽だけ来ることがありますが、前の様に4羽で飛び回る様子が見られません。どこかへ移動する時期なのかな。ちょっと寂しい。

きょうもまだ暑くてネクターを替えようとしたら熱湯のようになっていました。そして陽が傾いてきた午後6時頃、窓越しに可愛い陰が立っているのを見かけました。

見るとちっちゃなリスがチョコンと立っているのです。近づいてみると、どうもこちらを見ているようでした。窓から私が台所に立ってシチューを作っているのをジッと見ています。窓の傍まで行って手を振っても逃げずに不思議そうな顔をして見ています。この子は前にハミングバードと私をジッと見ていた小リスでしょう。こぶしにした手を前に合わせて、それはそれは可愛い仕草をして立っています。

暫くして小リスは見えなくなりましたが、また戻って来て同じ姿勢でジッと見てました。エサが欲しいのかなと思いましたが、出て行けば逃げてしまうと思って我慢しました。

あとで小リスがいなくなってから、その子が立っていた石の上にアーモンドの切り身を3切れ載せて置きました。今度、殻付きのクルミを買ってこの子に上げようと思います。