ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ガリ版 (謄写版) Mimeograph

1ヵ月ぐらい前の話です。相棒が知っているライターの記事を見つけたと言って興味深いことを話してくれました。

その記事にはグーテンベルクより先に印刷技術は既にあったと書かれていたそうです。私の記憶では活版印刷技術発明者はグーテンベルクだと教えられましたが、それより10年も前に印刷された書類が発見されているのだそうです。グーテンベルクは印刷技術を発明したというよりその技術を改良利用して本を印刷した最初の人ということらしく、そのように教えられたのに私が記憶違いしていたのかも知れません。

その話から、原始的な印刷技術として私は小学校でガリ版刷りをやったこと思い出しました。学級の回覧板のようなもので、蝋紙に鉄筆でガリガリと書き込み、インクの染みたローラーをあてて刷るのです。そのことを話すと相棒は自分が小さい頃にも  mimeograph という同じ印刷法があったと教えてくれました。

ガリ版刷りから現在のワードプロセッサーまで、私たちの世代は「変化の大きな時代の変遷を生きて来たんだなぁ」とお互いに顔を見合せたものです。医学の進歩もそうで、相棒も私も今自分で歩いて生活出来ていますが、もし腰関節置換手術がなかったら二人とも車椅子生活をしていたかも知れません...大変感慨深い気持になりました。