米国の弁護士資格は州ごとに獲得します。相棒はNY州の弁護士資格を持っていましたがユタ州に引越したのでこの州の資格を取ることにしました。
去年からテストや複雑な手続きなどを通して政府の連絡を待っていました。どこの政府も事務処理には時間がかかるようで、ユタ州も例外ではなく数か月待たされ、先週やっと資格獲得の連絡がありました。あとは裁判官の前で宣誓をし承認の署名を貰ってやっと証書がもらえることになります。
きょう午後その署名を貰うため地元の裁判所へ出かけました。相棒の他にもう一人宣誓する人がいました。その人はテキサス州とモンタナ州で弁護士をしていたそうです。そして裁判官の前で宣誓を行い、署名を貰った後、この裁判官はユタ州の弁護士たちの礼儀正しさを話してくれました。
NY市の弁護士の恐ろしく無礼なことは同市の市政の乱れ、人口の多さ、犯罪の多さ、狡猾な市民などから推察がつくと思います。ユタ州はいまだ人間性の高い所のようで弁護士も礼儀をわきまえているようです。相棒は真面目に忠実に正当な仕事をするのでユタ州の弁護士の方が最適であると思います。
しかし、相棒は一度リタイアしてストレスフリーになり、少しずつ健康を回復しているので、もう昔の様に眠る間もないような厳しい仕事ではなく、頭の体操になるぐらいの仕事だけにして、あとは充分休息をとって欲しいと思っています。
[後記] 署名された書類が「証書」だと私は思っていました。しかし、このあと自宅に戻ってから署名済書類を州当局に電送した後に州から「証書」が送付されてくるのだそうです。ヤレヤレ…