ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

母大往生

日本時間の11月30日、母は自然な老衰で逝きました。95歳。こちらではまだ29日の午後。大往生でした。逝く間際の人の顔は誰でも悲壮ですので太っている頃の写真を貼ってみました。

あるサイトに『とは極楽浄土にゆく事、とはそこに化生する事、浄土への化生は蓮華化生という』とありました。母は正式に診断されたわけではありませんが、ADHD(注意欠如多動症)のケがあり非常に自分勝手な思考しか出来ない人でした。しかし歎異抄に『 善人なおもって往生を遂ぐ 、いわんや悪人をや ...』とあるように多分こういう人ほど罪を問われず往生できるのかも知れません。(ワタシャ決して母を悪人とみているわけではありません。)

20数年前から母と私は「死ぬときはコロリと逝きたい。コロリ観音にお参りするか」と話していました。母はお参りせずにもその通りになりました。私から見ればとても幸運に思えます。本人は幸せを感じることが出来ない人でしたが、せめて死ぬ間際だけでも幸せを感じてくれていたらな、と思いました。

今頃母は父と会って、また口うるさくして、父は逃げ腰になっているかと思うと可笑しくなります。🤪

不思議なのは、両親が亡くなった時に自分の人生も終わりに近づいていると感じることです。無意識のうちに大なり小なり両親の影が大きい私の人生なのかも知れません。

[後記]同日、キッシンジャーが老衰で亡くなったというニュースが流れました。同氏は100歳。知っている人が一人逝くとあとに二人続くという巷の云われがありますが、母の後まさか二人目にキッシンジャーとは(笑)。母は著名人でないので一緒にするのは笑い話です。キッシンジャーはグローバリストグループのメンバーだと聞いてます。ならばソロス爺(93)も連れっていって欲しいです。

[後後記]12月1日に元最高裁判事のサンドラ.ディ.オコーナー(Sandra Day O'Connor)が亡くなったそうです。なんともはや、政界と法界のトップレベルばかり。他にも多くの人が亡くなっていますが、私の知る人で3人目はオコーナー判事でした。